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3Dプリンターで出力した「黒田官兵衛」の甲冑を販売 福岡市博物館、資料の3DCG化を図る



http://www.ffac.or.jp/news/2013/12/3d.html
http://www.city.fukuoka.lg.jp/charm/kanbei/museum_shop_items.html

福岡市博物館は、黒田官兵衛を藩祖とする旧福岡藩主・黒田家に伝来した黒田家資料を所蔵しています。万全の体制で資料の保全・保管に取り組んでいるものの、「経年的な劣化は緩和することはできても完全に防ぐことは難しい」ことから、黒田家資料の鎧や兜を最新技術で三次元計測(3Dスキャニング)し、資料の3DCG化を図ったのことです。

今回発売された3Dフィギュア、通称「掌☆甲冑」は、3Dスキャニングで得られた資料のデータを、3Dプリンターで出力したもの。福岡市美術館によれば、展示室では甲冑類を全方位から鑑賞できませんが、掌☆甲冑では実物同様の形状と装飾をさまざまな角度から堪能できるとのことです。


用意されたのは、黒田官兵衛所用の「朱漆塗合子形兜・黒糸威五枚胴具足」(高さ約9cm)、黒田長政所用の「銀箔押一の谷形兜・黒糸威五枚胴具足」(高さ約10cm)、 黒田一成所用の「大中頭立手拭形兜・鉄錆地紺糸威丸胴具足」(高さ約11cm)の3種類。いずれもサイズは実物の16分の1です。販売数には限りがあります。

今後は、第2弾として黒田長政所用の「黒漆塗桃形大水牛脇立兜」などの兜類が販売される予定です。

文: あおきめぐみ

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