「相手の出方を逆手に取る」などの比喩(ひゆ)で「逆手」を使う場合、読み方は「サカテ」と「ギャクテ」のどちらが正解? NHK放送文化研究所のサイトに寄せられた放送用語に関する視聴者の疑問が、はてなブックマークで話題を呼んでいます。解説によると、比喩で使う場合は「ギャクテ」と読むのが従来の読み方とのこと。この回答には「サカテだけだと思ってた…」「まさかここの解説と真逆の使い方してたとは」など驚きの声が集まっています。
▽ 「逆手」の読み方は? | ことば(放送用語) - 放送現場の疑問・視聴者の疑問 | NHK放送文化研究所
「逆手」の読みには、「逆」を音読みにする「ギャクテ」と、訓読みにする「サカテ」の2通りがあります。同研究所の解説によると、放送では「相手の出方を逆手に取る」などの比喩表現で「逆手」を使う場合に限り、両方の読み方をしているとのこと。一般的な読みとしては「ギャクテ」が正しく、多くの辞書でも「ギャクテ」の読みを採用しているそうです。
NHKが比喩以外で「逆手」を使用する際は、読みについて以下のように定めています。
- 柔道などの場合「逆手を取る」・・・ギャクテ
- 短刀・刀を「逆手に握る・持つ」・・・サカテ
- 体操の鉄棒の「逆手車輪」・・・サカテ
使う場面によって「ギャクテ」と読むこともある「逆手」に、はてなブックマークのコメント欄には「知らないこと多いなぁ。『さかて』が正しいのだと思ってた」「オリンピックの閉会式でナレーターが『ぎゃくて』って読んでてちょうど気になってたとこ」「むしろ柔道でギャクテということを初めて知った」などの声が集まっています。