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「相手の出方を逆手に取る」の“逆手”は「ギャクテ」と読むのが一般的 NHK放送文化研究所の解説に注目



「逆手」の読み方は? | ことば(放送用語) - 放送現場の疑問・視聴者の疑問 | NHK放送文化研究所

「逆手」の読みには、「逆」を音読みにする「ギャクテ」と、訓読みにする「サカテ」の2通りがあります。同研究所の解説によると、放送では「相手の出方を逆手に取る」などの比喩表現で「逆手」を使う場合に限り、両方の読み方をしているとのこと。一般的な読みとしては「ギャクテ」が正しく、多くの辞書でも「ギャクテ」の読みを採用しているそうです。

NHKが比喩以外で「逆手」を使用する際は、読みについて以下のように定めています。

  • 柔道などの場合「逆手を取る」・・・ギャクテ
  • 短刀・刀を「逆手に握る・持つ」・・・サカテ
  • 体操の鉄棒の「逆手車輪」・・・サカテ

使う場面によって「ギャクテ」と読むこともある「逆手」に、はてなブックマークのコメント欄には「知らないこと多いなぁ。『さかて』が正しいのだと思ってた」「オリンピックの閉会式でナレーターが『ぎゃくて』って読んでてちょうど気になってたとこ」「むしろ柔道でギャクテということを初めて知った」などの声が集まっています。

文: あおきめぐみ

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