国立国会図書館 関西館(京都府相楽郡)は3月29日(土)まで、展示「日本酒の近代化と洋酒の国産化 ニッポンの酒造り」を開催します。入場は無料。日本酒の近代化や洋酒の国産化など、日本の酒造りの歴史を、さまざまな資料とともに振り返ります。
▽ http://www.ndl.go.jp/jp/event/exhibitions/kansai_201402.html
日本酒醸造を研究したロベルト・ウイリアム・アトキンソンの著書『理科会粋. 日本醸酒編』や、岩倉使節団のビール工場見学の様子を描いた『特命全権大使米欧回覧実記. 第2篇 英吉利国ノ部』、酒造会社の社史・年始類など、関西館所蔵の国内刊行書を中心に、酒造産業に関する資料を展示します。会場内のディスプレイでは、洋酒を楽しむ人々やビアホール、ビール工場など、近代の写真・イラストを上映。一部日程で、展示担当職員による出展資料の解説も行われます。
3月15日(土)には、アサヒビールのウイスキーアンバサダー・簑輪陽一郎さんが講演会「日本にウイスキーづくりを伝えた男」を実施。日本初の国産ウイスキーを製造した、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝さんについて話します。参加費は無料で、募集人数は先着70人。メールもしくはFAXで事前申し込みを受け付けています。
「日本酒の近代化と洋酒の国産化 ニッポンの酒造り」の会場は、国立国会図書館 関西館地下1階にある総合閲覧室です。開館時間は午前10時~午後6時。日曜、祝日、第3水曜日は休館日です。