宮城の仙台市交通局は、12月から地下鉄南北線に導入するICカード乗車券「イクスカ」のデザインを発表しました。カード表面には、同市の指定文化財である伊達家伝来の「水玉模様陣羽織」にちなんだ水玉模様を採用。色は、仙台を表す言葉「杜の都」をイメージした緑です。かわいらしく描かれたスズメのキャラクターは、伊達家の家紋「竹に雀」から着想を得ています。
▽ ICカード乗車券『イクスカ』のデザイン決定について(PDF)
「イクスカ」は、「行く」と仙台弁の「~すか」を組み合わせたICカード乗車券の名称です。小旅行などの意味を持つ英語「excursion(イクスカーション)」も由来の1つで、ICカード乗車券を使って「行きましょう」「行きますか」という表現もできることから決定しました。
2月26日には、券面にあしらわれるロゴとデザインを発表。イクスカの英字表記は「icsca」に決まり、丸みを帯びたロゴデザインが採用されました。券面は、緑の水玉をモチーフにしたシンプルなデザインになっています。
「icsca」ロゴデザイン
かわいいスズメのキャラクターは、仙台に縁がある武将・伊達政宗の家紋がモチーフに。自由自在に飛んだり、地面を飛び跳ねたりして進むその姿から、ICカード乗車券を利用することで軽快に移動できるイメージも表現したそうです。