東京・高円寺の商店街連合会が呼び掛けている、同連合会の公式キャラクター募集企画。続々と“立候補”をしてきたのは、変装で正体をごまかした、なかなかブレイクしない他の自治体のご当地キャラクターたちでした。なんとか目立とうと奮闘する“彼ら”は、応募条件がイラストであることなどを無視し、自分の写真を送って存分にアピールしているようです。Twitterでは、企画担当者が“ツッコミ”を入れつつ、応募者を紹介しています。
▽ 高円寺商店街連合会公式キャラ募集|高円寺観光案内
▽ 高円寺の商店街が公式キャライラストを公募するも既存のゆるキャラが応募要項を無視して応募をはじめカオス状態に - Togetter
高円寺商店街連合会は8月15日(金)まで、着ぐるみやグッズなどの立体化を想定した、大人から子どもまで親しめる公式キャラクターのイラストデザインを募集しています。「高円寺が好きな方なら誰でも応募OKです!」とTwitter(@koenjichara)で呼び掛けていたこの企画。担当者が「すごいキャラが応募してきました」と最初に紹介したのは、高円寺在住の“生ゆるキャラ”だという「りんご飴マン」でした。リンゴ飴をモチーフにした被り物で顔全体を覆っており、見た目のインパクトは抜群。イラストでないと採用されないことを伝えると、今度は全身の写真が送られてくるなど、アイデンティティは崩さなかったようです。
この後も“おかしな応募”が続きます。担当者によると、別の自治体で活動しているキャラクターたちが、高円寺のキャラクターになろうと悪巧みをしているとのこと。サングラスをして「高円ジョージZだZ!ぜひ高円寺のキャラになりたいZ!」と応募してきたクマのキャラクターについては、「私は見抜きました。 この子は吉祥寺非公認キャラのジョージZくんです」と、変装を見破っていました。
全国のキャラクターたちは、その後も続々と写真を応募。東京都練馬区石神井町の「しゃくジイ」や東京都檜原村の「ひのじゃがくん」など、さまざまな“応募者”がTwitterで紹介されています。はてなブックマークのコメント欄には「ゆるキャラも就職難の時代か」などの感想をはじめ、「一周してちゃんと高円寺をアピールできてるかもしれない」「これの凄いところは悪のりしているゆるキャラたちを印象が悪くならないように宣伝している中の人のスキルの高さ。すげぇわ」といった担当者への評価も集まっています。
担当者は「地元で人気が出ないからって変装して高円寺キャラになろうとするのはやめて下さいね。写真を送ってこられたら紹介しないといけないので絶対に絶対に絶対にやめて下さいね」と、全国のキャラクターたちに訴えています。公式キャラクターの発表は11月1日(土)です。