気象庁は、雨が降る地域の分布を高解像度で解析・予測するWebサービス「高解像度降水ナウキャスト」を8月7日(木)に公開しました。5分間隔で予測した降水域の分布を30分先まで確認できるほか、250m四方の細かさで地図上に表示します。鉄道や河川、道路を地図に表示させ、周囲のこれからの降水状況を見ることも可能です。
▽ 気象庁 | 雨雲の動き(高解像度降水ナウキャスト)
高解像度降水ナウキャストでは、従来の降水ナウキャストで1km四方までしか表示されなかった降水域の分布を、より細かく確認できます。パソコンだけでなくスマートフォンにも対応しているので、外出先での確認にも便利です。表示したい範囲をあらかじめ登録しておくと、次回の利用時からその領域が表示されます。
現在の強い降水域は暗い黄色の枠線で、30分後までに強い降水域になると予測される地域は、明るい黄色の枠線で囲まれています。現在地が明るい黄色の枠線で囲まれている場合は、強い雨域が迫っているため、急な雨への注意が必要です。さらに、近付いている雨域に赤い枠線が重なって表示されている場合は、強い雨とともに雷や竜巻などの危険があります。現在地の近くで赤い枠線の表示を見かけたら、安全な場所へ避難しましょう。
降水域を広い範囲で見たい場合は、地図の右端や最下部、右下部分にカーソルを合わせてドラッグすると幅広く見渡せます。