天気が不安定な日が続くと、これから出掛けたり洗濯物を干したりするというときに、急な雨が降らないかどうか心配になります。そんなときは、雨雲の接近が確認できるサービスをチェックしてみましょう。周辺地域の現在の降雨状況や天候の予測だけでなく、プッシュ通知で予報を受け取れる便利なアプリもあります。
■ 東京の降雨情報をキャッチするなら「東京アメッシュ」
▽ 東京アメッシュ
東京都下水道局が運営する「東京アメッシュ」は、東京都内とその近隣の降雨情報を確認できるシステムです。雨の観測状況は5分ごとに更新。過去の降雨状況も120分前までアーカイブされています。
■ 降雨情報の予測を高解像度で確認「高解像度降水ナウキャスト」
▽ 気象庁 | 雨雲の動き(高解像度降水ナウキャスト)
気象庁が2014年8月に公開した「高解像度降水ナウキャスト」は、降雨地域の分布を高解像度で解析・予測するWebサービスです。従来の降水ナウキャストでは1km四方までしか表示されなかった降水域の分布を、同サービスでは250m四方の細かさで地図上に表示。さらに、5分間隔で予測した降水域の分布を30分先まで確認できるほか、鉄道路線や河川などを地図に表示させ、周囲の降水状況を見ることが可能です。
現在の強い降水域は暗い黄色の枠線で、30分後までに強い降水域になると予測される地域は明るい黄色の枠線で囲まれています。また、近付いている雨域に赤い枠線が重なって表示されている場合は、強い雨とともに雷や竜巻などの危険があるため、注意が必要です。住んでいる場所や学校・会社の周辺などよく見る地域を設定画面で登録し、次回の利用時からすぐに表示できます。
■ 豪雨予報をメールやプッシュ通知で知らせる「防災速報」
▽ 防災速報(無料):地震、津波、ゲリラ豪雨などの速報がメールやスマートフォンアプリに通知 - Yahoo!防災速報
ヤフーは、豪雨をはじめとする災害情報をメールやプッシュ通知で届けるサービス「防災速報」を用意。登録やアプリのインストールは無料で、現在地だけでなく、自宅や実家、勤務先など最大3ヶ所の災害速報を受け取れます。豪雨予報の場合、設定した地域の降水量が設定した値を超える予報の際に通知。さらに、直近1時間以内に設定した降水量を超えることが予想される場合にも情報が発信されます。
■ 雨雲のレーダー画像をSNSに投稿できる「そらレーダー」
▽ 日本気象協会
日本気象協会がフィードテイラーと開発したiOS専用アプリ「そらレーダー」では、国土交通省が運用するXバンドMPレーダネットワーク(XRAIN)の雨量データをもとに雨雲の位置を表示します。
無料の機能では、直前の雨雲の様子や、直近5分間の雨雲予測を表示。レーダー画像をTwitterやFacebookなどにシェアして、友人や家族に雨雲の状況を知らせることができます。
月額100円(税込)の「そらレーダー予測購読」を申し込むと、1時間先まで予測した雨雲の位置を5分単位で表示。現在地のほか、登録した地点で1時間以内に雨が降ると予想される場合にプッシュ通知で知らせます。Title Photo by けんたま/KENTAMA