ロンドンを拠点とするゲーム会社Zwiftは9月30日(現地時間)、現実の自転車を使い、室内にいながら3D空間内で世界中の人とレースができるオンラインゲーム「Zwift(ズウィフト)」を発表しました。サンフランシスコ・ロンドン・ニューヨークのRaphaサイクルクラブでベータ版が発表され、同時に各会場をつないだ試遊イベントが行われました。
▽ http://zwift.com(公式Webサイト)
Zwiftは室内でトレーニングできるように設置された各々の自転車を使い、他のプレイヤーと競争できる“大規模多人数同時参加型オンライン(MMO)”ゲームです。参加するには自転車の室内トレーニングに使われる「トレイナー(ローラー台)」と、ANT+通信に対応した無線の「スピード・ケイデンスセンサー」とそれを受信するドングルが必要です。
Checking out Zwift, a multiplayer online indoor training game, in San Francisco today. Sounds crazy, but it's rad. pic.twitter.com/NIOx2R9Pux
— Caley Fretz (@CaleyFretz) 2014, 9月 30
▽ Twitter|@Caley Fretz
プレイヤーはパソコンにゲームをインストールして自分の分身となるアバターなどを選択し、セットアップされた自転車に乗って目の前のスクリーンを見ながら遊びます。自転車をこぐ早さやリズムがゲーム内のキャラクターに反映され、他のプレイヤーと競い合うことができる仕組みです。
専用のスマートフォンアプリをダウンロードすることでゲーム内カメラを動かしたり、マイクを通して会話したりできます。頭に装着して3D体験ができるVRヘッドセット「Oculus Rift」にも対応しているそう。現在プレイできるマップは島のコースのみで、今後はニューヨークにあるセントラルパークや実際に存在する自転車コースをマップとして取り入れていくようです。
Zwiftの月々の利用料金は10ドルです。10月1日(水)現在、ベータ版向けに1,000人までの参加者を募集しており、一般公開は2014年の冬を予定しています。日本でのサービス開始については明らかになっていません。
▽ The virtual bicycle race is on | Cult of Mac
▽ Zwift Is Trying to Turn Indoor Cycling Into Virtual Reality - Digits - WSJ