通勤の車窓を眺めるように、はてなの風景をつれづれにまとめていきます。文中でふれたブログは、記事下の関連リンクからもたどれます。訪ねてみてください。今回は「語感の良い言葉」について書いたブログを紹介いたします。受験生にとっては、大切な追い込みシーズンに入ってきました。1点でも多く取るために、様々な単語を覚えている受験生の皆さん、そして、かつて覚えてきた方々も多くいるのではないでしょうか。ふと思い出すのは耳に残る、語感の良い言葉の数々です。
▽ 語感の良い単語ランキング
短文ながら「はてな匿名ダイアリー」で盛り上がっているのはこの投稿です。日本史を選択した人なら誰もが口ずさむ「墾田永年私財法」。これを超える語感として「東京地検特捜部」が挙げられています。はてなブックマークのコメント欄には、「過酸化水素水」や「ありをりはべりいまそかり」など、納得のラインアップが並んでいます。
▽ 世界史ダサ用語ランキングBEST10を発表します! - 歴ログ -世界史専門ブログ-
続いては世界史シリーズです。カタカナの不思議なところですが、声に出してみるとなぜか耳に残る言葉が続出です。「タラ戦争」「デカメロン」などがひしめく中、「ネコ2世」「オニャンコポン」というニャンコ派にとってはたまらない言葉がワンツーフィニッシュを果たしました。個人的には、ランク外ですが「戦艦ポチョムキン」は外せない!
▽ http://doroteki.hatenablog.com/entry/2013/12/07/194603
関東と関西、語感の違いについて考察したブログはこちら。「煮る」と「炊く」は代表例ですよね。ブログの著者が、上方落語と東京落語を比較した際に発見したのは、「関西弁には、濁音が清音になるという特徴があるのかもしれない」ということ。言われてみれば、確かにやな!(※註:筆者は東京都出身です)
▽ http://www.creater30s.com/entry/2014/09/18/111004
“カープ女子”や“壁ドン”など、今年も色々な新語が生まれました。新語に限らず印象に残る言葉で大事なのはやっぱり語感ですが、このエントリーの著者は「戦略的なネーミング」のポイントを数点挙げています。どうしてもインパクトを残そうと奇をてらった表現をしてしまいがちですが、「語感や発音」は意識しないといけないところですね。
Title Photo by Horia Varlan