はてなブログやはてなブックマークで見つけた風景を紹介してまいります。アベノミクスで株価は上がっていますが中間層以下の実質賃金は目減りしており、格差が拡大しているとする見方もあります。年収200万円以下の「働く貧困層」は1000万人を超えています。はてな匿名ダイアリーには、どこにも吐き出せない思いがつづられています。
社会人5年目の投稿者は、大学時代の友人と飲みに行って年収の格差を思い知らされます。大手のグループ企業に勤めている友人から「実際の数字」を聞き、中小企業の自分と「こんなにも違うものなのか」と驚きます。以前から金銭感覚の違いを感じていたとのこと。「今まで友人達に合わせて、食費を削ったりして無理に出費してきた」そうですが、格差を明確に意識してからは、つらいといいます。けれども、「生涯付き合っていきたい友人達と思っているので、お金が理由で疎遠になりたくない」とも感じているそうです。
はてなブックマークのコメント欄から、そんな投稿者へのコメントを紹介します。
「『お金あるでしょ?』って聞かれて『ないです』って答えられないで何が友情か」
「友人に自分の給与明細を見せたら『この勤務時間でこの給料はないわーこれがブラックかw』と言われ、その友人の給与明細見せてもらって『何この金額。お前の会社は何か悪い事やってんだろ』と言った」
「この先、結婚したり(しなかったり)子供できたり(なかったり)親が要介護になったり自分が病気したりすると、どんどん格差出てくるよ。どんぐりの背比べじゃないと仲良くできないなら、そこまでの縁かもしれん」
「まあ最終的にはぶっちゃけて、それで切れたらそういう運命だったと思うしかないじゃろ」
「年収より住宅手当とか寮とかの福利厚生で感じるな」
「友達と収入の話なんかするもんじゃないですよ」
とのことでした。
Title Photo by Paul Downey