カゴメは、走りながらトマトが補給できるデバイス「ウェアラブルトマト」の開発プロジェクトを始動させたと発表しました。疲労軽減などにいいとされる栄養素を含んでいるトマトが、スポーツシーンであまり食されていないという現状を解決するとのこと。アートユニット・明和電機と協力し、トマトに足りない“モバイル性”の難しさをクリアする世界初のデバイス開発を目指します。
▽ http://www.kagome.co.jp/company/wearable/
▽ 走りながらトマトが補給できるデバイス 『ウェアラブルトマト』開発プロジェクト始動!|カゴメ株式会社のプレスリリース
カゴメの研究によると、トマトにはクエン酸やアミノ酸類など疲労軽減にいいとされる栄養素が含まれているだけでなく、運動によって溜まりやすい活性酸素を消去する効果もあるとのこと。実際、マラソン時にトマトの給食を受けたランナーからは「栄養補給の実感が得られる」と好評だったそうです。カゴメは2013年から東京マラソンにトマトを提供しており、2015年も計7万個のトマトでランナーをサポートします。
カゴメは、トマトとスポーツは相性がいいにもかかわらず、スポーツシーンで食べられる機会がないことに着目。その原因は携帯の難しさにあるとひらめいたそうです。トマトにモバイル性を持たせる方法を探るべく、明和電機と協力し、さまざまなスペックを持つウェアラブルデバイスの開発に取り組みます。
▽ https://www.youtube.com/watch?v=RtM3x3rCK9M
完成した「ウェアラブルトマト」は、2月19日(木)に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される「東京マラソンEXPO2015」で披露されます。また東京マラソン2015が開催される2月22日(日)には、小型のウェアラブルトマトを身に付けたランナーが実際に参加し、トマトの摂取実験を敢行する予定です。