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編集者って何の仕事をする人なんだ。 -【はてなの風景41】



編集者って何の仕事をする人なんだ。

出版社で働いている編集者から依頼があり、本を出版することになったという投稿者。「普段はライターとして仕事をしているわけではない」そうですが、「文章書く訓練にもなっていいかな」と思って請け負いました。ところが、仕事に取り掛かってみると「ひたすらにやりづらかった」といいます。

やりづらかったことの例として、文章は「てにをは」しか直さず、それ以外の指摘は見当違いが多かった。インタビュー取材は著者が自分で手配しなくてはならず、1,000円しか支給されないので謝礼が払えなかった。スケジュールの詳細が分からず、書き終わっていないのに発売日が決まっていた。また、タイトルを勝手に変更された、などを挙げています。

「私がこの業界に疎いため、編集者がどこまで仕事をするのか分かっていない」という投稿者に対して、編集者の仕事とは何なのか、多くの返答が寄せられています。ここでは、はてなブックマークのコメント欄からいくつか紹介します。


「同人誌を同人誌じゃないものにする人のこと(結構当たってると思うけどどう?)」

「『編集って何する仕事なの?』って問いは『サラリーマンって何する仕事なの?』ってのとほぼ同じくらいあいまいだと思う出版業界人」

「中の文章については完全に著者のものだけど、タイトルとか表紙についてはそんなに決定権があるわけじゃないっぽい」

「結局物書きになりたかったんだなってTwitterで必死に持論を展開してる編集者をみて思う。心底編集になりたいって人とかほぼ居ないから高学歴でも仕事出来ない人が多い。有名な編集者ってほぼキャラクターだより」

「単なる外れです。校正が下手だという当たりが特に。/書き出しの所にあるように『本来ライターではない』人に頼んでいるので、そのつもりでサポートが必要である」

「大物作家との思い出を集めて50過ぎにエッセイストデビューを目論むみなさんのことでは」

「これはつらい」

「編集者の仕事の話ってより、どんな仕事でも人と人との相性ってあるよねという話かなあと思った」


とのことでした。


Title Photo by Rodrigo Galindez

文: 新野漸

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