大和ハウス工業は5月1日(金)から、サイバーダインが開発・製造する動作アシスト用ロボット「ロボットスーツHAL」について、自立支援用と介護支援用の計3タイプをレンタル販売します。販売対象は全国の介護・福祉施設のみで、個人には販売されません。
▽ CYBERDYNE
ロボットスーツHALは、装着者の皮膚表面から生体電位信号を読み取り、装着者が思った通りに動作をアシストできるロボットシリーズです。医療・福祉・自立支援・介護支援・作業支援用の5種類を展開しています(4月14日現在)。
今回レンタル販売されるのは、脚力が弱くなった人の動作をサポートする「ロボットスーツHAL 自立支援用(下肢タイプ)」と、膝や肘に装着するトレーニング用ロボットスーツ「ロボットスーツHAL 自立支援用(単関節タイプ)」、介護の際に腰部にかかる負荷を軽減できる「ロボットスーツHAL 介護支援用(腰タイプ)」の3種類です。各タイプの料金は以下の通りです。
ロボットスーツHAL 自立支援用(下肢タイプ)
- レンタル料金:188,000円/月(税別、5年レンタルの場合)
- 重量:約14kg(バッテリーを含む)
ロボットスーツHAL 自立支援用(単関節タイプ)
- 初期導入費用:400,000円(税別、両側セットの場合)
- レンタル料金:130,000円/月(税別、5年レンタルの場合)
- 重量:約1.3kg(制御部とバッテリーを除く)
ロボットスーツHAL 介護支援用(腰タイプ)
- 初期導入費用:100,000円(税別)
- レンタル料金:78,000円/月(税別、3年レンタルの場合)
- 重量:約2.9kg(バッテリーを含む)
ロボットスーツHAL 自立支援用(下肢タイプ)
ロボットスーツHAL 自立支援用(単関節タイプ)
ロボットスーツHAL 介護支援用(腰タイプ)
大和ハウス工業は、2008年10月から「ロボットスーツHAL 福祉用」を介護・福祉施設などに向けてリース・レンタル販売しています。他にもセラピー用アザラシ型ロボット「パロ」や難聴者とのコミュニケーション・サポートシステム「COMUOON(コミューン)」を販売するなど、ロボット事業を拡大しています。