セキュリティーサービスを提供する綜合警備保障(ALSOK)は、“ドローン(無人航空機)がもたらす脅威”への対策を開始したことを、5月14日(木)に発表しました。警備員とセンサーなどの情報通信機器を組み合わせ、空間や雑踏での悪意を持ったドローン利用による脅威に対応します。
▽ センサーを組み合わせて警戒領域への侵入を早期に検知「ALSOKゾーンセキュリティマネジメント®」ドローン脅威に対応/ALSOKニュース
「ALSOKゾーンセキュリティマネジメント」と呼ばれるこの対策では、ウェアラブルカメラやスマートフォンなどを装備した警備員「ALSOKハイパーセキュリティガード」と、音響センサー・電波探知機・カメラなどのセンサー類がコントロールセンターと連携することにより、悪意あるドローンの侵入・脅威を事前に防ぎます。コントロールセンターでは、現場で検知された音声や画像を確認し、警備員に指示を出して対応します。
同社は、ドローンを活用した空からの施設空撮サービスを2014年10月に開始し、警備サービスへの活用も検討していました。しかし2015年4月に首相官邸でドローンの落下事件が発生。ドローンを有効活用するだけでなく、その脅威への対策の必要性から、今回の取り組みを開始したそうです。