あなたには、映画館にまつわる思い出がありますか? 映画の内容はもちろん、映画館そのものの雰囲気や、一緒に映画を見た人のことが印象に残っているという人もいるかもしれません。最近ではDVDレンタルやネット配信など、映画館以外でも映画を見られる手段が増えました。そんな今、映画ファンはどんな思いで映画館に足を運んでいるのでしょうか。はてなブログに投稿された「映画館愛」にあふれた記事を紹介します。
■ 全国各地の映画館を訪れる旅へ
▽ 【47都道府県すべての映画館で映画を観る企画】vol.1 茨城編(前編)--笠間ポレポレホールで人生初の上映トラブルを体験する - ヤガンEX
「47都道府県すべての映画館で映画を観る」という目標を持つブログ「ヤガンEX」のid:yaganさんは、茨城県の小さな映画館を訪れました。他に観客が一人もいないこぢんまりとしたシアターで映画を鑑賞していたid:yaganさんですが、突如スクリーンの映像が消え、映画の音のみが流れるという上映トラブルに見舞われたそう。その際の対応や、映画館スタッフとのやりとりから、大きなシネマコンプレックスにはない、地方の小さな映画館の雰囲気を感じ取ることができます。
■ 映画館で映画を見ることの魅力とは?
ブログ「oohama5656's blog」のうさや(id:oohaman5656)さんは、自身が映画館での映画鑑賞について感じていることを語っています。うさやさんにとって映画館で映画を見ることの魅力は「映画は大画面で写すことが前提なんで、それが一番美しいことと、同じことに興味があるひとと観れること」。作品の例を挙げながら、同じ映画を同じシアターで鑑賞している観客たちの「ゆるい連帯感」についてつづっています。
■ ファンとして、映画館スタッフとして、映画について考える
▽ 映画館スタッフ(玉森担)がスタンディについてのお話をします。 -
映画館でアルバイトをしているブログ「」のaoさん(id:to___oy)は、ファンであるタレント、玉森裕太さんのスタンディ(映画のスタンドPOP)について語っています。サイン入りのスタンディと共に記念撮影をする人たちの様子を見ていたaoさんは、チラシがなるべく多くの人にいきわたるよう留意するなど、劇場スタッフとして、そして一ファンとして、玉森さんが主演する映画の成功を願いました。映画館で働く人の声を聞くことで、いつも何気なく見ているスタンディやチラシなどにも、細やかな意図があることがうかがえます。
■ 海外の映画館で、興味深い映画観賞を
▽ シンガポールの映画館に行ってきた!/シンガポール旅行記(終) - SUPERBAD-ASS
ブログ「SUPERBAD-ASS」のTaiyaki(id:HKtaiyaki)さんは、海外旅行で訪れたシンガポールの映画館で映画を鑑賞しています。鑑賞料金が日本円で約850円という破格ぶりに驚くとともに、日本の映画料金の高さをあらためて実感したそう。劇場には「STAND BY ME ドラえもん」「寄生獣」「ラブライブ!」と日本映画のポスターも貼られており、「やはり日本の漫画やアニメは世界に競えるコンテンツなんだなーとしみじみ思いました」と語っています。映画上映中も、日本とは文化の違う点が見られ、非常に興味深い映画鑑賞だったようです。
日頃忙しく活動している人も、約2時間、ひたすら映画の世界に没頭することで、リフレッシュできるかもしれません。最近は往年の名作をリバイバル上映したり、上映時間帯を広く設定したりする映画館も増えています。ぜひ上演中の映画をチェックしてみてください。また最近では、座席の動きや水しぶきなど、アトラクションに近い形で映画を鑑賞できる新たな上映システム「4DX」「MX4D」も登場しています。映画館の新しい魅力を発見したら、あなたも感想をつづってみませんか?
Title Photo by Timothy Vollmer