DMM.comは8月4日(木)、電子チケットの定価チケットマッチングサービス「DMM Passストア」をオープンし、同グループ企業が運営する電子チケットアプリ「tixeebox(ティクシーボックス)」との提携を開始しました。やむを得ずチケットを購入したイベントに参加できなくなった場合でも、tixeeboxで発券した電子チケットであればDMM Passストアに定価で出品できます。取引はすべて運営が代行するため、出品者と購入者がやりとりをする必要はありません。
▽ DMM Passストア トップページ
▽ 電子チケット発券アプリtixeebox(ティクシーボックス)
DMM Passストアは、近年問題となっているチケットの高額転売や偽装チケットの流通などを防止する目的でリリースされた電子チケット専用サービスです。チケットを持っているもののイベントに行けなくなってしまった人と、チケットを探している人をマッチングさせ、チケットを定価で販売・購入することができます。
対応している電子チケットは、DMM.comグループのLive Stylesが運営する電子チケットアプリ・tixeeboxで発券されたチケットのみです。電子チケットなので、出品者によるチケットの発送は不要。取引はイベント当日まで可能です。
出品者は、基本情報を入力した後、tixeeboxから譲りたいチケットを選択してエントリーするだけ。購入希望者とマッチングが成立した場合、DMM Passストアからメールが届き、指定した銀行口座にチケット代金が振り込まれます。購入者は、対象のチケット一覧から希望のチケットを選んでリクエストを送信。マッチングが成立した後、指定された期日までに所定の代金を振り込み、tixeeboxでチケットを受け取ります。一部の手数料を除き、サービスの利用は無料です。
tixeeboxはこれまでにも、電子チケットの不正転売防止策として「二段階端末認証機能」や「チケット譲渡制限機能」といった機能を追加してきました。DMM.comは、tixeeboxとDMM Passストアの提携により「常に正規チケットを定価で市場に提供する事ができ、包括的な不正転売防止が可能になる」としています。