フィンランド国立バレエ団は2017年4月、人気シリーズ「ムーミン」を題材にしたバレエの新作を、オーチャードホール(東京都渋谷区)などで上演します。トーベ・ヤンソン原作のシリーズ3作目「たのしいムーミン一家」をベースにしたストーリーで、今回が世界初上演。バレエとムーミンがコラボするという想像を超えた作品が、いよいよ日本に上陸です。
▽ フィンランド国立バレエ団 バレエ『たのしいムーミン一家 ~ムーミンと魔法使いの帽子~』 *世界初演 「北欧バレエ・ガラ」 | オーチャードホール | Bunkamura
フィンランドの国民的キャラクターであるムーミンが、再びバレエの世界で表現されます。第1作「ムーミン谷の彗星」は2015年、ムーミンの原作者であるトーベ・ヤンソンの生誕100周年を記念して、フィンランド国立バレエ団がフィンランドで上演。トウシューズで爪先立ちする着ぐるみのムーミンをはじめ、軽快に踊るミイやスニフの姿は大きな話題となり、チケットは連日即完売したそうです。
この度日本で上演されるのは、第2作「たのしいムーミン一家 ~ムーミンと魔法使いの帽子~」。ムーミンが拾った不思議なシルクハットをきっかけに物語が展開していきます。前作では若手振付家に演出と振り付けを委託していましたが、今作はこれまでに「人魚姫」「雪の女王」などの全幕バレエを手掛けてきたフィンランド国立バレエ団の芸術監督、ケネス・グレーヴさんが担当するそう。「フィンランドの威信をかけたムーミン・バレエの新作」を日本の観客に届けるとしています。
このほか、古典バレエの名作や日本ではなかなか上演されない貴重な作品などで構成された「北欧バレエ・ガラ」もあわせて上演。「白鳥の湖」第3幕、「ドン・キホーテ」第3幕などの名シーンが楽しめます。上演は2017年4月22日(土)から同年4月25日(火)まで。4月29日(土・祝)と4月30日(日)には大阪でも上演されます。
▽ ムーミン がバレエを踊る!ムーミンの故郷からやってくるフィンランド国立バレエが贈る新作バレエ『たのしいムーミン一家 ~ムーミンと魔法使いの帽子~』& 『北欧バレエ・ガラ』が初来日! | Bunkamura公式ツイッター