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おいしいコーヒーが飲みたくて スタバの京都限定“おもてなし”ワークショップへ行く



Starbucks Coffee Japan - スターバックス コーヒー ジャパン

スターバックスが京都1号店をオープンしてから、2014年6月で15年を迎えました。これを記念し、京都府内の22店舗では10月から、15年間の感謝を込めた「“KYOTO OMOTENASHI”コーヒーワークショップ」を開催。12月24日(水)までの毎週水曜日を「KYOTO COFFE DAY!」と設定し、各店で約30分のワークショップを実施しています。参加は事前予約制。開催時間は店舗によって異なるので、予約状況や時間は各店で確認します。参加費は500円(税別)です。

訪れたのは、大型書店に隣接する京都三条烏丸ビル店。ブラックエプロンを身に着けたバリスタが出迎えてくれました。ワークショップというと少し緊張してしまいますが、店舗の営業中に店内で開催されるということもあり、コーヒーを飲みに行くついでに……という気持ちで行けるのがうれしいところです。

席に着くと、ワークショップの始まりです。まずはコーヒーワークショップの開催に至った経緯をお話してもらいました。「コーヒーの“おもてなし”」をテーマに考案された今回のワークショップは、大切な人や自分のためのコーヒーをよりおいしく入れるポイントが学べる特別プログラムとのこと。コーヒーと相性のいいフードを合わせるフードペアリングも体験できます。スターバックスでは日頃から約2時間の「コーヒーセミナー」を開催していますが、今回のワークショップは約30分と短く、コーヒーのセミナーってどんな内容なんだろう?と気軽に試せる点も特徴です。

手のひらサイズの「コーヒーパスポート」をもらいました。中にはコーヒー豆の種類や、コーヒーの用語集が記載されています。記載されているコーヒー豆を買うとシールがもらえるので、いろいろなコーヒーを試したくなりそうです。収集欲がむくむくと湧いてきます。

今回用意されたコーヒー豆は「スターバックス ウィロー ブレンド」。爽やかですっきりとした口当たりが特徴です。ひきたての香りは、すっきりとした酸味を感じました。

香りを堪能したら、バリスタがコーヒーの入れ方を実践します。スターバックスでは、10gのコーヒー粉につき180mlの水を使うそう。グラスドリップメーカーをお湯でしっかり温めたら、コーヒー粉が入ったペーパーフィルターをセットしてお湯を注ぎます。

1つ目のポイントは蒸らすこと。コーヒー粉全体が湿るようにお湯を注ぎ、30秒ほどじっくり蒸らしていきます。

グラスドリップメーカーにコーヒーが1適落ちたら、お湯を何度かに分けて注ぐという2つ目のポイントを実践。コーヒーペーパーに直接お湯をかけると、コーヒー粉を通らずに落ちたお湯がコーヒーに混ざってしまうので、注意しましょう。だんだんといい香りが漂ってきて、待っている時間も楽しめます。

今回は20gのコーヒー粉を使ったので、グラスドリップメーカーに360mlのコーヒーが出来上がった時点で、すぐにコーヒーペーパーを外します。これが3つ目のポイント。深くてコクのある、出来たてのいい匂いが鼻をくすぐります。コーヒーのおいしさを楽しむ飲み方は、ずずっとすすること。そうすることで口の中に味が広がるそうです。ずずっ……。ああ、おいしい。上品な酸味と、じわじわと広がるまろやかな後味が絶妙です。

コーヒーのおいしさを堪能した後は、フードペアリングを体験します。スターバックス ウィロー ブレンドに合うフードとして用意されたのは、生地に100%オレンジジュースを使った「オレンジクランベリースコーン」。コーヒーパスポートでも、同ブレンドと相性のいい風味に「シトラス」と紹介されています。

フードペアリングのポイントは、まずコーヒーの香りを楽しみ、コーヒーを飲んだ後、フードを一口食べて、もう一度コーヒーを飲むというもの。そうすることで、コーヒーの後味がぐんと変わります。実際に試してみると、スコーンのオレンジの味わいが引き立ち、先ほどとはがらっと変わった後味に変化しました。思わず頬が緩みます。店舗や開催日によってコーヒー豆やフードは異なるので、いろいろな組み合わせを学ぶことができそうです。

あっという間の30分でしたが、コーヒーの“おいしい”をぎゅっと凝縮したような濃い時間を過ごすことができました。最後には、うれしいお土産の贈呈も!京都15周年限定の記念品として、キャニスター缶をいただきました。京都の街並みを描いた特別なデザインで、コーヒー豆を保存するのにぴったりです。橋の上には舞妓さんの姿も。細かい作りにうっとりです。

コーヒー豆「ケニア」も50gいただきました。酸味としっかりとしたコクが特徴だそう。この日学んだことを生かして、おいしいコーヒーを入れるぞ、と心に決めたのでした。

ちょうどクリスマスシーズンや年末年始が近付いているということもあり、大勢の人と食卓を囲む機会が増えそうなこの時期。用意するメニューがあらかじめ決まっていたら、それらに合うコーヒーを選んでみるのもいいかもしれません。スターバックスによる“おもてなし”のワークショップで学んだことを生かせば、いい“おもてなし”の輪がつながっていきそうです。

文: あおきめぐみ

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