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ジャニオタに一番多い職種や年収は? 9,335人に聞いた 「ジャニヲタと仕事」――ジャニヲタの団扇の向こう側:アンケート編

はてな カルチャー コラム



ジャニーズアイドルを追いかけている人は、普段どんな仕事をしているのか。コンサートに行くために休暇はどのように取得しているのか、またグッズやCDを買うために必要な費用として年収はどれぐらいなのか、気になったことはないだろうか。

私は、以前からジャニヲタの皆様がどんな仕事をしているのか気になっていた。ツアーが始まると全国の会場へ飛び回り全ての公演を見に行く人、毎週夜遅くまで起きてタレントのラジオの感想を書きつづっている人、仕事帰りに連日舞台を見に行っている人。ここに挙げたのは極端な例かもしれないが、この人たちは一体何者なの!? どんなお仕事をしているの!? と気になって仕方がない。ならば聞いてみようではないか、と始めたのがこの「ジャニヲタと仕事」に関するアンケートである。

また、以前から「就職活動の参考にしたいから『ジャニヲタと仕事』に関するアンケートを実施してほしい」という要望を学生ジャニヲタの方々から何度か頂いていた。ジャニヲタの皆様にプライベートな質問をしても良いものだろうかと思いつつ、自分の好奇心を満たすためにも、この度「ジャニヲタと仕事」に関するアンケートを行った。

【アンケート概要】
実施期間:2015年11月1日(日)~11月4日(水)
回答対象者:働いているジャニヲタ(学生アルバイトも含む)
回答者数:9,335人
実施方法:Google フォームでアンケートページを作成し、Twitter(@hraom)で回答を募集
【質問内容(全て選択式)】
Q1.あなたは何歳ですか?
Q2.あなたは学生ですか?
Q3.あなたの仕事の雇用形態は?
Q4.あなたの職業は?
Q5.あなたの仕事の休日は?
Q6.あなたの年収は?
Q7.あなたはジャニーズのコンサートや舞台に年間どれぐらい足を運びますか?
Q8.あなたが最も応援しているグループ・タレントは?

一個人のTwitterアカウントで実施したアンケートのため、バイアスがかかることは無視できないが、9,335人という大変多くの方から回答を頂いた。このデータをもとに、「ジャニヲタと仕事」にどんな関係性が見られるのか順に追っていきたいと思う。

まず、今回の回答対象者は「働いているジャニヲタ(学生アルバイトも含む)」としていた。学生か社会人かによって傾向が大きく異なるため、どの質問項目においても学生と社会人を分けて集計している。

■ Q1.あなたは何歳ですか?/Q2.あなたは学生ですか?

最初の質問「あなたは何歳ですか?」は、何歳の方に多く答えて頂いたのかを参考にするために伺った。学生の回答者はほとんど10代と20代で構成され、社会人(今回のアンケート結果では「非学生」を便宜上「社会人」と表記する)の回答者の多くは20代だった。これを踏まえた上で、今後の質問項目を見ていきたい。

■ Q3.あなたの仕事の雇用形態は?

全体の回答を見てみると、「正社員」(46%)と「パート・アルバイト」(40%)が全体を二分しているように見える。その理由は学生と社会人に分けてみると一目瞭然で、学生は「パート・アルバイト」、社会人は「正社員」がメイン層になっていたことが分かる。15歳以上の女性就業者における正規雇用率が約43%(2014年)であることを考えると、全くの同条件での比較は難しいものの、ジャニヲタの正社員率は比較的高いようである。趣味を楽しむには安定した収入が必要で、安定した収入を得るためには安定した雇用環境が必要なのかもしれない。

■ Q4.あなたの職業は?

では実際に、ジャニヲタはどのような仕事をしているのかに迫ってみよう。今回の項目で用意した職種は転職サイト「DODA」のページを参考にし、アンケートフォームにもこのURLを記載していた。

DODAの職種一覧 |転職ならDODA(デューダ)

全体を見ると「販売・サービス系職種」が多いように見えるが、こちらは学生が多く回答しているためである。学業の合間にするアルバイトとしてこの職種を選ぶ人は確かに多いと思われる。

では社会人ジャニヲタはどうか。「販売・サービス系職種」も20.7%と多いものの、それよりも「事務系職種」が23.6%とわずかに多い。ジャニヲタの多くは女性だから事務職に就いている人が多いのかと思うが、もう一つ注目したいのは、「事務系職種」と「販売・サービス系職種」に次いで「医療系専門職種」が16.3%と3番目に多いことである。医師・薬剤師・看護師・介護福祉士等が該当するかと思われるが、これらは夜勤等で規則的な生活をするのが難しいイメージがある。私の周りにも夜勤後にコンサートへ行く友人が居るが、相当のパワーがなければジャニヲタは継続できないという印象だった。しかし医療系職種は、サービス業や事務職と並ぶほどジャニヲタに多いことが判明し、意外な結果となった。

■ Q5.あなたの仕事の休日は?

こちらは休日について。学生ジャニヲタの方々からこの「ジャニヲタと仕事」に関するアンケートをやって欲しいと要望を頂いたとき、彼女たちの多くが気にしていたのは「休日」だった。コンサートへ行きやすいのは、暦通りの休みが貰える仕事なのか、シフト制勤務の仕事なのか。私も就職活動の際、どちらが良いものか悩んでいたが、結果的に社会人になってからはどちらの勤務体制も経験することができた。その話は以前、ブログに書いたことがある。

ジャニヲタと仕事「シフト制と暦通りの勤務はどちらがヲタ活しやすい?」の疑問に答える - それは恋とか愛とかの類ではなくて

個人的にはどちらでも良いと感じていて、大切なのはそれ以外の休みの取りやすさ、つまり有給休暇の取りやすさなのではないかと感じている。今回のアンケートの結果から見てみると、学生は必然的に「不定休・シフト制」が多くなっており、社会人ジャニヲタは暦通りの人が半分、そうでない人が半分という結果が出ている。ジャニヲタを続けていく上で、この休日についてはどちらが向いているか、向いていないか、という優劣はあまりないのかもしれない。

■ Q6.あなたの年収は?

いくら無記名のアンケートとはいえ、こんなに込み入った話を聞いてしまって良いものだろうか、とドキドキしながら用意した年収項目。けれどもやっぱり知りたい、何といってもジャニヲタは熱量が上がれば上がるほど、お金がかかるのだから。というわけで聞いてみたのだが、やはり学生アルバイトのジャニヲタは「100万円未満」が圧倒的に多かった。学生がそれ以上稼ぐと他の問題が生まれてくるのも関係していると思うが、稼いだお金が全てお小遣いになっている人であれば、100万円未満でも充分にツアーの全ステ(全公演に参加すること)ができる。

一方、生活費とのやりくりが必要であり、仕事をすることが本業である社会人ジャニヲタは「200万円以上300万円未満」が一番多い回答だった。これは20代の回答者が多かったことを考えると妥当な数字だろうか。年代別のパーセンテージは以下に記載している(こちらは学生・社会人を区別していない)。

<「あなたの年収は?」年代別データ>

■ Q7.あなたはジャニーズのコンサートや舞台に年間どれぐらい足を運びますか?

こちらは学生・社会人でそこまで大きな傾向の差は見られなかったように思う。本来はジャニーズに使う年間の出費額を聞いてみたかったのだが、普段から計算している人は少ないだろうと予測して、瞬時に答えられるように出費額の目安となるこの項目を用意した。

年間で見に行く公演数が「0~10公演」というのは、1つのグループしか応援していない人にとっては必然的な結果かもしれないが、現場に多く足を運んでいる人がメジャーではないということが分かった。この公演数は年収と比例するのか、年収別の結果を調べてみた(こちらも学生・社会人の区別はしていない)。やはり年収が多ければ多いほど、足を運ぶ年間の公演数は増えるようだ。

■ Q8.あなたが最も応援しているグループ・タレントは?

こちらの項目は単純に、どのグループのファンが多いのかを調べるために用意した。学生人気はHey! Say! JUMP、嵐、ジャニーズJr.となっているが、社会人人気は関ジャニ∞、Kis-My-Ft2、Hey! Say! JUMPとそれぞれに傾向が見られて興味深かった。

私の周りには大好きなアイドル趣味を諦めないために、しっかり仕事をこなしているジャニヲタの友人が多い。働く時は働いて、遊ぶ時は思いっきり遊ぶ。彼女たちのメリハリがある働き方を見ると、ジャニヲタであることを誇らしく感じることもある。今回はそんな「ジャニヲタと仕事」の関係性について、アンケートを通して見ることができた。

好きなアイドルからパワーを貰って働き、またその働いて得たお金で好きなアイドルに会いに行く。そんな循環の中で多くのジャニヲタが生き生きと働いていると信じたい。これから就職する予定の学生ジャニヲタの方々の参考になっただろうか。どんな仕事に就いたとしても、好きで譲れないものがある人は強いと思う。今回のアンケートが、これから社会に羽ばたいていく人の参考になれば幸い。

あやや

筆者:あやや(id:moarh
はてなブログ:それは恋とか愛とかの類ではなくて

2001年夏、堂本光一さんプロデュースのジャニーズJr.内期間限定ユニット「☆☆I★N★G★進行形」を見てジャニヲタデビュー。各グループのファンを転々とした後、2015年現在はジャニーズ事務所DD(誰でも大好き)として活動している。グループの最年少が大好物な高知在住26歳。

Twitter:@hraom

写真:文月聡

文: あやや

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