「サントリー」といえば、サントリー美術館(東京都港区・ミッドタウン)、サントリーミュージアム(大阪・天保山)など、様々な形で文化事業(メセナ)に取り組んでいます。その中の1つ、「世界一美しい響き」をめざして設計されたサントリーホール(東京都港区)と名指揮者カラヤンとの深い関わりが紹介されている記事が注目されています。
カラヤンが驚いた佐治敬三の「ほな、そうしましょ」 サントリー躍進を支える文化事業という根幹 JBpress(日本ビジネスプレス)
サントリーホールは1986年10月に設立しました。その際、カラヤンからのアドバイスに従って2代目社長の佐治敬三氏がどんどん改善していった経緯がこの記事の後半で語られています。20世紀を代表する指揮者の1人であるカラヤンがここまでサントリーホールに深く関わっていたとは、と驚かされます。サントリーホール前の広場は「アーク・カラヤン広場」という名前ですが、ホールの設計へのアドバイスがあったことから命名されたそうです。
佐治氏は、1983年から一般公募型の合唱イベント「1万人の第九」のスポンサーとなることも引き受けるなど、音楽に造詣が深い人物だったのだそうです。サントリーといえば、作家の開高健さん・山口瞳さん、イラストレーターの柳原良平さんが勤めていたこともある会社。文化活動を重んじる社風を知る一助となる良記事です。ブックマークでも、サントリーホールへの思いを書いたコメントが集まっています。
ちなみにページを読み進めると、出来上がった音響ホールに対するカラヤンさんのコメントがありますが、筆者の脳内ではタレントの彦摩呂さんの声で再生されてしまいました。どんなコメントか気になる方は、ぜひエントリーページをご覧いただければと思います。