YouTubeやニコニコ動画など、ユーザーが投稿した動画を共有して楽しむサービスが登場してから、たくさんのおもしろ動画が発掘されてきました。ホームビデオで撮影した作品やパラパラマンガ、アニメーションなど様々な手法で作成された動画がありますが、2次元と3次元が融合された手法で作成された、まったく新しいタイプの動画作品が人気を集めています。
YouTube - オオカミはブタを食べようと思った。Stop motion with wolf and pig
おなかを空かせたオオカミが、かわいらしいブタを追いかけることからストーリーは始まります。オオカミとブタの追いかけっこも連続写真を使ったコマ撮り作品なのですが、写真を部屋のあちこちに配置する様子もコマ撮り写真で撮影し作成されたという「2重コマ撮り」作品。2009年4月15日時点での再生回数は387,378回。コメントの数は海外からも含めて2,501を集め、日本国内はもちろん、アメリカやヨーロッパ各国、コマ撮りアニメの本場チェコなど世界各国版でも「再生回数の多い動画」にランクインしています。
この印象的な動画を作ったのは、今年武蔵野美術大学大学院を卒業した竹内泰人さん(公式サイト)。2007年に開催された学生映像コンテスト「BACA-JA」(関西テレビ主催)の映像コンテンツ部門で最優秀作を受賞した作品をアップされたようです。はてなブックマークでも「これはすごい」と絶賛のコメントがつけられ、今後の活躍に期待が集まっています。