大雨のため幾台ものマシーンがコース上でくるくると滑り、本来ならば56周するはずのところ、31周で打ち切られたF1第2戦マレーシア・グランプリ決勝。思わず「自然には勝てない」とつぶやかずにはいられないレース展開でした。そんな大混乱のマレーシア・グランプリ決勝を存分に楽しんだエントリーがあります。
スポーツ見るもの語る者~フモフモコラム:混沌続く2009年のF1界は、雨中のマレーシアGPでまたも大混乱の巻。
このエントリーの著者は、「混乱そのものを楽しむつもりになれば、これほど面白い見世物はありません」と述べ、マレーシア・グランプリを見事に楽しみながら解説。特に、コースが濡れていない段階でウェットタイヤを装備したフェラーリの大胆な賭けから、ライコネンさんが無線報告するまでのくだりが秀逸です。そして、雨による中断の際、さっさとレーシングスーツを脱いで涼しげにアイスを食べているライコネンさんの画像がたまりません。色格好から察するに、おそらくチョコバーでしょうか。
地上最速のスポーツであるF1。マシンの性能やドライバーの技術を楽しむ見方、チーム同士の駆け引きを楽しむ見方、あるいは好きな選手をチェックする見方などがあると思います。はたまたこのエントリーのように「混乱を楽しむ」という見方も。色んな見方ができる奥深いスポーツです。次のレースは4月19日に開催される中国・グランプリ。波乱尽くめの今期のF1は見逃せません。