「文字・活字文化振興法」の制定・施行5周年にあたる2010年は、「国民読書年」に制定されています。本にまつわる団体や機関がさまざまな取り組みを見せている中、紀伊國屋書店新宿本店では少し変わった文学フェア「ワールド文学カップ」が開催されています。
▽http://bookweb.kinokuniya.jp/bookfair/worldliteraturecup.html
紀伊國屋書店新宿本店2階の中央催事場で、4月1日(木)から5月17日(月)まで開催されているこのブックフェア。文学作品650点を、作家の出身国や作品の舞台によって世界53カ国のチームに編成し、展示販売を行っています。会期中は毎週、売上冊数に応じて各チーム、各作品の得点を集計し、世界ランキングを発表。また、国別に編成したチーム以外にも、文庫化されている海外文学作品を「往年の名選手たち」、日本文学作品を「日本文学代表選抜会」として、各156点の文庫を展示販売しています。
ホメロスからガルシア=マルケスまで、泉鏡花から伊藤計劃までが並ぶ、ユニークなブックフェア。総数650点の作品すべてに推薦コメントが付いており、小冊子として無料配布されています。こちらを参考に、これまで読んだことのない文学作品に触れてみるのはいかがでしょうか。