海外に送る「エアメール」の書き方、あなたはご存じですか?宛名の書き方や切手の貼り方など、意外と知らないことが多いですよね。そこで今日は、エアメールの基本的な書き方をご紹介します。
■基本の書き方を覚えよう
国内宛の郵便とエアメールでは、宛名の書き方が大きく異なります。無事相手の元に届くよう、正しい書き方をマスターしておきましょう。
▽ あて名の記入方法 - 日本郵便
▽ エアメールの宛名の書き方 | nanapi [ナナピ]
▽ エアメールの送り方および宛名と住所の書き方
これらのエントリーでは、エアメールの宛名の書き方をイラスト付きで解説しています。
<封筒の表には“宛名”と“差出人名”の両方を書く>
国内宛の場合、封筒の表に宛名、裏に差出人名を書くのが一般的ですが、エアメールの場合はどちらも“表”に書きます。
<左上に“差出人名”、右下に“宛名”>
また2つの住所を同じ面に書くため、書く位置には注意しましょう。エアメールの場合、封筒の左上のスペースに差出人名を、右下のスペースに宛名を書きます。位置を逆にして書いたりタテに並べて書いてしまうと、返送や遅延の原因にもなるので気を付けて下さい。
<英語の住所は、日本語で書く場合と“順序が逆”になる!>
日本語で住所を書く場合、「郵便番号→住所→名前」という書き方が一般的ですが、英語の場合はこれが逆になります。基本は次の順番です。
- 1.名前
- 2.住所
- 3.郵便番号
- 4.国名
相手の名前の前には「To」を、自分の名前の前には「From」を付けます。住所については、部屋番号や建物名から先に書きます。国際郵便なので、「国名」の記載もお忘れなく。
<左下に“AIR MAIL”、右上に“切手”>
封筒の左下には、エアメールであることを表すために「AIR MAIL」と書きます。文字の色については赤が使われることもありますが、日本郵便では“黒または青”での記載を推奨しています。また、切手を貼るのは右上のスペースです。
以上をふまえながら宛名を書くと、次のようになります。
こちらは日本からアメリカに送る場合です。海外から日本にエアメールを送る場合は、日本語で住所を書けばOKです。ただしその場合も、宛名の最後に国名を「JAPAN」と書いておきましょう。またエアメールというと青と赤のラインが入った封筒をイメージしますが、無地や他の柄の封筒でももちろんかまいません。
韓国語や中国語など、英語以外の言語で住所を書く場合は下記のエントリーも参考にしてみて下さい。
▽ 韓国に手紙を送る……送り方や料金、住所の書き方は? [韓国語] All About
▽ http://zhou.blog16.fc2.com/blog-entry-14.html
■料金・日数はどのくらいかかる?
海外宛の郵便物の料金や配達にかかる日数は、配達先の国や配達方法によって大きく異なります。
日本郵便のサイト内にあるこちらのページでは、送りたい郵便物の種類や重さ、送り先の地域などを指定すれば、料金や日数を簡単に計算することができます。例えば京都からアメリカのカリフォルニア州に手紙(定型サイズ)を「航空便(エアメール)」で送りたい場合、料金は110円で、配達にかかる日数は6日〜10日前後です。「EMS(国際スピード郵便)」を利用すれば、もっと速く届けることも可能です。
留学や転勤、結婚などで、友人や知人が海外に住んでいるという人も多いと思います。メールでの連絡も便利ですが、手書きのエアメールならきっと相手も喜んでくれますよね。また、「万が一届かなかった場合はどうする?」「海外に送れないものはある?」といった疑問については、日本郵便のサイト内にあるQ&Aでまとめられています。エアメールについて分からないことがあったら、まずこちらをチェックしてみて下さい。
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