丸い月がだんだんと欠けていき、再び丸い姿に戻る不思議な現象「皆既月食」が、12月21日(火)に起こります。皆既月食が始まる時刻は16時40分、終了は17時54分、月食(部分月食)が終わるのは19時2分とのことです。
▽ 2010年12月21日「皆既月食を観察しよう」キャンペーン:国立天文台
国立天文台によると、皆既月食が日本で観測されるのは、2007年8月28日以来、およそ3年ぶり。今回の月食は、月が地平線から昇ってくる時点ですでに月食が始まっています。東日本では皆既月食となる直前の部分月食中に、西日本では皆既月食の途中に月の出になります。月食の前半は、地平線に近い低い空で月が見えるとのことです。
観測しやすい地域について、ウェザーニュースは、雲が少ない北日本エリアでは観測しやすく、低気圧や前線の影響で雲が多くなる東日本や西日本では観測は難しいと予測しています。皆既月食に合わせて、ウェザーニュースのWebサイトと携帯サイトでは、12月20日(月)から12月21日(火)にかけて、観測が見込まれるエリアを紹介する「皆既月食見えるマップ」が公開されています。また、当日は皆既月食の様子を生中継するそうです。