酒かすのほんのりとした香りを楽しめるかす汁は、冬の定番メニューの一品。かす汁以外にも、酒かすの活用法はたくさんあります。料理はもちろん、スキンケアにも使える「酒かす」の活用法をまとめてみました。
■栄養たっぷり!酒かすの魅力
▽ 生活習慣病や美肌対策に注目! 酒粕の魅力 [食と健康] All About
▽ http://cgi4.nhk.or.jp/gatten/archive/program.cgi?p_id=P20101124
酒かすとは、清酒の醸造過程でもろみを絞ったあとに残る、白い固形物のこと。搾ったままの平べったい形を切り揃えた「板かす」、ばらした「バラかす」、熟成させたペースト状の「練りかす」など、いくつかの種類に分けることができます。
酒かすには、食物繊維やペプチド、アミノ酸など、さまざまな成分が含まれています。また、LDLコレステロールの値の低下や便秘の解消などの効果があることでも知られています。
■ポカポカになる酒かすレシピ
酒かすの活用法で、まず思い浮かぶのが料理。定番のかす汁だけでなく、たくさんのアレンジメニューがあります。
▽ http://www.teradahonke.co.jp/sakekasu.htm
千葉県にある酒蔵のサイトでは、酒かすを使ったレシピを紹介しています。かす汁や甘酒といったシンプルなものから、トーストやクラッカーといった変わり種のレシピも掲載されています。
▽ あたしんちの♪楽笑キッチン - FC2 BLOG パスワード認証
ユニークな活用法を知りたい方には上記のエントリーをオススメします。フォンダンショコラや出し巻き玉子、フロマージュなど、一風変わったレシピが満載です。
▽ 人気レシピ | 【みんなのきょうの料理】おいしいレシピや献立を探そう
「みんなのきょうの料理」では、NHKの料理番組「きょうの料理」で紹介された酒かすレシピを閲覧できます。
■美肌効果のある酒かすでスキンケア
栄養たっぷりの酒かすは、食べるだけでなく、スキンケアにも使えます。酒かすにはメラニンの合成を防ぐアルブミンという成分が含まれており、美白作用が期待できます。そのほか、美肌や保湿、保温効果もあると言われています。酒かすを使った美容品はたくさん販売されていますが、せっかくなので手作りしてみましょう。
<せっけん>
▽ http://putisetu.chu.jp/handmade/sakekasusoap.htm
上記のエントリーで紹介されている「酒かすせっけん」に必要な材料は、以下の通りです。
- オリーブオイル
- パーム核オイル
- パームオイル
- ひまし油
- 苛性ソーダ
- 純水
- 清酒
- 酒かす
また、以下のエントリーのように、粉せっけんを利用する方法もあります。
<パック>
続いては、乾燥肌や敏感肌、肌荒れ、ニキビなどに効果がある「酒かすパック」の作り方を紹介します。
▽ 酒かすパックでぷるぷる美肌☆小じわも消える!:しわをなくす方法
必要な材料は、酒かすと精製水のみ。これらをよく混ぜて肌に塗り、乾き始めたらすすぎます。時間に余裕がある際は、ラップを付けて15分ほど放置します。すぐに完成するので、一度にたくさん作るのではなく、1回分ずつ混ぜるようにしましょう。
酒かすを使った美容品は、人により合わない場合もあります。なにか異常を感じた際は、すぐに使用をやめましょう。
料理や美容品など、あらゆるアレンジができる酒かす。冬季は新種の酒かすが出回るので、ぜひいろいろな活用法を試してみてください。
Title Photo by Paul Lowry