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好きな人に“告白”する一番の方法は?永六輔さんの名回答に感動の声



全国こども電話相談室[その他]

TBSラジオで毎週日曜日に放送されている「全国こども電話相談室・リアル!」の前身番組で、2008年9月28日に終了した「全国こども電話相談室」。小学6年生の女の子がこの番組宛てに送った「好きな人に告白する言葉を教えて」という質問に、永六輔さんは次のように回答しています。

言葉は一番大切です。でも、好きな人に「あ、この子好きだな」とか「いい人だな」と思われるには、「おなべをいっしょに食べて同じものをおいしいと思う」、「夕やけを見て、両方が美しいなと思う」というような同じ感動を同じ時点で受け止めるのが一番効果があります。

「あなたがすき」「キミを僕のものにしたい」といった言葉ではなく、「『きれいだな、おいしいな、うれしいな』ということが同時に感じあえる環境が一番大事」と語る永さん。質問者の女の子に向けて、自分たちがいいと思えるきれいな言葉を使い合い、ふたりで一緒に感動してほしいとアドバイスしています。

「(ふたりで一緒にいる時)使いあっている同じ言葉にドキンとすることがあって、それが愛なんです。」と語る永さんの言葉に、はてなブックマークのコメント欄では「深い…」「なんか恋愛という枠組みを遥かに通り越して、英知だ。六輔さんか・・・」「夏目漱石が『I love you』を『今夜は月がきれいですね』と訳したのと同じ感性。日本の『恋い慕う』ってのはこういう感覚だったんだろうなあ」といった声が集まっています。

文: 飯塚朋子

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