早川書房は2月15日(火)、2010年に発売されたSF作品を対象に選出する「ベストSF2010」を発表しました。公式サイトには、「国内篇」と「海外篇」それぞれのベスト10が掲載されています。
▽ 『SFが読みたい! 2011年版』「ベストSF2010」ランキング発表!
国内篇の1位には、最新の地球惑星科学をベースに地球と人類の運命を描いた、上田早夕里さんの『華竜の宮』が選ばれました。2位には北野勇作さんの『どろんころんど』、3位には東浩紀さんの『クォンタム・ファミリーズ』がランクイン。海外篇の1位には、中世に人知れず果たされたファースト・コンタクトを描いた、マイクル・フリンさんの『異星人の郷(上・下)』が登場し、2位にジョー・ウォルトンさんのファージング三部作(『英雄たちの朝』『暗殺のハムレット』『バッキンガムの光芒』)、3位にフェリクス・J・パルマさんの『時の地図(上・下)』が選出されています。
また早川書房は、年間ベストSFやサブジャンル別ベスト、新世代作家座談会などを収録した年間ベストSFガイドブック『SFが読みたい!2011年版』を2月10日に発売しました。特別企画として、オールタイム・SF映画ベスト50&完全ガイドも掲載しています。