イギリスの大英博物館で日本のコメディマンガ『聖☆おにいさん』の展示を発見したトラベルジャーナリストの寺田直子さんが、大英博物館に問い合わせをしたところ、大英博物館からメールでの回答が届いたそうです。寺田さんのブログでは、メールにあった『聖☆おにいさん』が学芸員の“お気に入り”のマンガだというエピソードも紹介されています。
▽ 大英博物館に日本のコミックマンガ「聖☆おにいさん」の展示が! - はてなニュース
▽ http://twitter.com/hikakom/status/28297159942082560
寺田さんは、大英博物館のアジア地区展示コーナーで青銅器やはにわとともに展示されている『聖☆おにいさん』を発見し、ブログで紹介。その内容は、はてなブックマークでも大きな話題となりました。作者の中村光さんは、展示について「全然知りませんでした...!」とTwitterでコメントしました。
▽ 「聖☆おにいさん」展示の件、大英博物館に聞いてみようかと : ハッピー・トラベルデイズ
寺田さんが大英博物館にコンタクトを取り、「なぜこの作品を選んだのか」「誰が選んだのか」と問い合わせたところ、アジア部門のジャパニーズセクションのチーフから回答のメールが届いたとのことです。2月12日付のエントリーで、寺田さんの訳とともに返信メールが掲載されています。
▽ 「聖☆おにいさん」の件、大英博物館から回答が! : ハッピー・トラベルデイズ
大英博物館のメールによると、「マンガ」コーナーは2006年10月から設けられており、日本関連の参考図書として興味深いテーマを有した作品を集めているそうです。『聖☆おにいさん』は、日本展示室の焼物のゲスト学芸員二コール・ルーマニエールさんのお気に入りだそうで、ニコールさんの推薦もあって展示が実現したのだそう。回答したチーフも「宗教を扱っていながら、ウィットに富み、陽気に寛容さを奨励する内容には私も感心しました」とコメントし、アジア部門の特別展との関連性を感じたと展示の理由を述べています。展示は2月13日で終了したとのことです。
寺田さんは、「この愛すべきマンガを展示した理解力と、わたしの質問に丁寧に返答してくれた大英博物館のふところの深さに感謝!」と締めくくっています。