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絶版本を電子書籍化する「絶版堂」、サービス再開へ



http://zeppan.digitalharvest.biz/

絶版堂は、著者や著書の権利を持つ人に委託された絶版本を、PDF形式にデジタル化して販売するサービスです。株式会社一騎が2010年8月に開始予定で準備を進めていましたが、「委託状況からサービス継続が困難と判断した」として、同年8月30日にサービスの終了が発表されました。

絶版された本が電子書籍に オンライン書店「絶版堂」が8月にオープン - はてなニュース
「継続が困難と判断した」 絶版書籍をデジタル化する「絶版堂」サービス終了 - はてなニュース

今回、デジタルハーベストは一騎から絶版堂の運営を引き継いでサービスを再開します。以前から指摘があったという「著作権の明確化」や「版面権」への対応も発表。今後は、出版契約を確認して著者に権利があると確定した書籍を取り扱い、書籍スキャニングによる販売ではなく、原稿をスマートフォンやKindle向けサイズに再レイアウトして販売するとしています。

販売価格は著者が設定できます。著作権料として、本の売り上げから決済手数料と消費税を除いた金額の最大70%が支払われます。持ち込まれた書籍は、問題がなければ1週間〜1ヶ月程度で、iPhone・iPad用アプリケーション、Kindle用PDF、サイト販売用のPDFに変換されるとのこと。公式サイトでは出版契約確認のレポートを掲載し、電子書籍化に関する無料相談も行っています。

文: あおきめぐみ

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