• X
  • Facebook
  • RSS

和歌山電鉄「たま駅長」の部下は三毛猫の「ニタマ」 公式サイトで就任の裏話公開



和歌山電鐵 貴志川線 猫のスーパー駅長「たま」とおもちゃ電車といちご電車
http://www.wakayama-dentetsu.co.jp/president/120105.html

たま駅長は、2012年1月5日に駅長就任5周年を迎えました。和歌山電鉄の小嶋光信社長は当初キャットフードなどの“報酬アップ”を検討したそうですが、たま駅長が「メタボになるから」とこれを固辞したことから、サプライズプレゼントとして部下の就任を考案したそうです。

ニタマの名前は、「たまに似ている二番目の三毛猫」であることから命名されました。ニタマとの出会いについて、小嶋社長は「数奇な運命」と表現しています。ニタマは、岡山の国道で車にひかれそうになっていたところをある女性に救助されたそう。たま駅長と同じ三毛猫だったことから、女性は同社の専務に「三毛猫だからどうか」と掛け合ったそうです。ちょうど「たま駅長の部下が必要だなと思っているとき」だったという小嶋社長は、何かの縁で手元に来たのだからと、同社の取締役を“育ての親”に任命したとしています。

ニタマは「人が沢山いるところが大好きで、人気がないとニャーニャーと寂しがる」ほど人好きな性格で、岡山電気軌道の事務所では“客招き見習い”を務めていたそうです。小嶋社長による面接の結果、たま駅長の部下に相応しい業務能力だと認められたとのこと。小嶋社長は、「たま駅長を大いに補佐して、地方鉄道の再生に大いに頑張ってくれることを期待しています」とコメントしています。

ニタマは研修期間中、毎週日曜日の午前10時~午後4時に、駅長見習いとして貴志駅で“勤務”します。 本来ならば日曜日は休みというたま駅長も、駅長教育責任者として“休日出勤”することがあるそうです。

文: あおきめぐみ

関連エントリー