大阪市立図書館は1月17日(火)、電子書籍サービスの提供を全24館で1月20日(金)から開始すると発表しました。米EBSCO社による図書館向けの電子書籍サービス「eBook Collection(EBSCOhost)」を通じ、電子書籍を無料で提供します。
▽ http://www.oml.city.osaka.jp/topics/ebookstart.html
▽ http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kyoiku/0000151219.html
今回導入される「eBook Collection」は、すでに出版されている図書の中で、個人では購入しづらい歴史史料や専門書を電子化したサービスです。大阪市立図書館がサービス開始時に提供するのは、歴史史料や大阪に関する資料など、専門書を中心とした和図書約350タイトルです。2011年度内には、著作権フリーの英語図書約3,500タイトルを追加するとしています。
自宅のパソコンでは1月20日(金)午前9時から、大阪市立図書館に設置されている情報検索端末では同日開館時から利用できます。自宅で利用するには、インターネット接続環境、Webブラウザ、Adobe Reader、図書館カードとパスワードが必要です。
電子書籍サービスの利用に必要な図書館カードは、大阪市、八尾市、堺市、松原市、東大阪市、大東市、門真市、守口市に住んでいる人か、大阪市に在勤または在学している人に交付しています。そのほかの希望者に関しては、名前と現住所が確認でき、通常の図書館利用が可能な人には、本人の申請で交付できるよう運用しているとのことです。
▽ http://www.oml.city.osaka.jp/info/faq/1-1-17.html
サービスの開始に合わせ、関連講座「電子書籍はじめのいっぽ~大阪市立図書館・電子書籍サービスのご案内~」を大阪市立中央図書館で開催します。日時は2月18日(土)午後2時〜午後3時30分で、紀伊国屋書店電子書籍事業部の秋山直人さんと大阪市立図書館職員が登壇します。定員は当日先着順で50名まで、参加費は無料です。