佛教大学(京都府)は6月5日(火)、同大学が所蔵する貴重書のデータベースサイト「佛教大学電子資料庫」を、「佛教大学図書館デジタルコレクション」としてリニューアルしました。高解像度画像のスムーズな閲覧、プラグインなしでの画像の表示や拡大・縮小などができるようになっています。また、一般公開している「洛中洛外図屏風」など計160点のコレクションに、「保元物語」「平治物語」など6点が加わっています。
▽ 佛教大学図書館デジタルコレクション
▽ 佛教大学図書館デジタルコレクション
佛教大学図書館デジタルコレクションは、京都にまつわる御伽草子や絵巻、浄土宗文献など計160点(画像7,200枚)をデジタルアーカイブ化し、学内と一般向けに公開しています。リニューアルに伴い、画像の表示やインターフェースを改善したほか、高解像度の画像が閲覧しやすくなりました。
新しいインターフェースでは、画像の拡大・縮小や移動がカーソルで自由自在にでき、ブラウザ上でフルスクリーン表示にもできます。例えば、近世の京都を視覚的にうかがえる重要な資料「洛中洛外図屏風」では、現在は失われた二条城の天守や、城門に入る御所車の列まで細かく拡大表示できます。
このほか、「保元物語」「平治物語」「古經題跋」「法然上人行状略傳」「黒谷聖人傳繪詞」「観経疏伝通記」の6点がコレクションに加わっています。