「秋ナスは嫁には食わすな」という、ナスのおいしさを表現したことわざがあります。この“秋”とは旧暦の秋のことで、現在の暦では8月~9月にあたります。旬を迎えたナスの選び方や保存方法、おいしいレシピを紹介します。
■ おいしい見分け方と保存方法を知ろう
▽ http://allabout.co.jp/gm/gc/198545/
▽ http://www.shokulife.com/articles/archives/331
▽ http://www.kewpie.co.jp/yasai/summer/eggplant.html
体を冷ます夏野菜として知られているナス。先述した「秋ナスは嫁に食わすな」ということわざには、「体を冷やしてしまうから、大事な嫁には食べさせないように」という意味があるともいわれています。
おいしいナスを見分けるには、「ヘタの切り口が新しい」「トゲがとがっている」「表面に傷がなく、ハリとツヤがある」「しっかりとした重みがある」などのポイントがあります。水分が蒸発しやすいので、保存の際は1つずつラップに包み、冷蔵庫の野菜室に入れましょう。購入後は3~4日で食べきるのがベストです。
■ 夏に試したい! ナスのレシピ
続いて、旬のナスを楽しむオススメのレシピをピックアップしました。
<あっさり食べやすいナスの煮びたし>
▽ なすの煮びたし レシピ 高橋 拓児さん|【みんなのきょうの料理】おいしいレシピや献立を探そう
ナスを使った定番メニューとして知られている「煮びたし」。ナスはあらかじめガクを切り取り、竹串などで全体に穴をあけておきます。強火で熱した焼き網にナスを並べ、表面が黒くなるまで焼きましょう。氷水に入れて皮をむき、ヘタと端を切り落とした後、調味料と一緒に火にかければOKです。鍋ごと氷水で冷やしても、アツアツのままでもおいしくいただけるそうです。
<キュウリと炒めて夏らしさアップ>
▽ お手軽夏野菜料理!きゅうりとナスの夏炒め by neosatoco 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが320万品
同じ夏野菜のキュウリとナスを炒めるこちらのレシピ。作り方は、フライパンでナスとキュウリを炒めた後、めんつゆとみりんを加え、汁気がなくなるまで中火で煮詰めるだけ。好みで七味唐辛子を振ってください。
<異国情緒漂うパトゥルジャン・イマム・バユルドゥ>
▽ パトゥルジャン・イマム・バユルドゥ!簡単・夏野菜トルコ料理レシピ [男の料理] All About
「パトゥルジャン・イマム・バユルドゥ」はトルコ料理の1つで、“高僧がおいしそうな匂いをかいで気絶した”という意味があるそうです。ストライプ状に皮をむいたナスに、炒めたトマト、タマネギ、ニンニク、青唐辛子を詰めて、水と塩、砂糖、レモン汁で煮込みます。冷蔵庫でよく冷やし、パセリのみじん切りを振れば出来上がりです。
<トロトロのナスを丼で>
▽ とろとろ☆茄子の開き丼! : vege dining 野菜のごはん
「ナスの開き丼」は、ナスとプチトマトをオリーブオイル、塩、ニンニクでじっくり煮込むだけのメニューです。トロトロになるまで蒸し煮にされたナスは、少し箸を入れるだけでつるんと“開く”そうです。食欲がないときにもピッタリです。
Title Photo by ewen and donabel