鳥羽水族館に2月6日(水)、新たな「ダイオウグソクムシ」が展示されました。「No.9」と名付けられたこのダイオウグソクムシの重さは“驚異の1,600gオーバー”で、同館が飼育してきた中では過去最重量だそう。No.9は、“絶食5年目”を迎えたダイオウグソクムシ「No.1」などと共に飼育されます。
▽ ダイオウ・グソク・オオグソク | 鳥羽水族館 飼育日記
同館では以前から「No.1」「No.5」と名付けた2匹のダイオウグソクムシを飼育していました。新たに入館したダイオウグソクムシは5個体で、それぞれ「No.6」「No.7」「No.8」「No.9」「No.10」と命名。1月末からバックヤードで飼育してきたこれらのうち、最も大きいNo.9が展示されています。
同館のブログでは、No.9のシュールな“体重測定”風景を写真で掲載しています。入館時の体重は1,600g以上で、同館のダイオウグソクムシの中では過去最重量だそう。体長は最初の計測で40cmあり、これも同館では過去最大に。しかし、2月6日に再度計測すると「節の間が少し縮んだのか」40cm以下になっていたそうです。No.9は今後しばらく、No.1・No.5と共に飼育されます。
なおNo.9と“同居”するNo.1は、2009年1月から原因不明の“絶食期間”に突入。同館の職員は「なんとか食べさせなければいけないので、四六時中ダイオウグソクムシのことばかり考えています」と頭を悩ませています。
▽ http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20130204-OYT1T01222.htm
▽ 水温を下げてみたら… | 鳥羽水族館 飼育日記
ダイオウグソクムシは、ダンゴムシなどと同じ等脚類の生物です。過去には体長76cmの個体が見つかった記録があり、等脚類では世界最大の大きさを誇ります。
▽ 深海の掃除屋さん ダイオウグソクムシ 展示中 | イベント・新着情報 | 鳥羽水族館公式ホームページ