東京・六本木の森美術館は、開館10周年を記念した展覧会「LOVE展:アートにみる愛のかたち」を4月26日(金)から9月1日(日)まで開催します。多様な広がりを見せる「愛」をテーマに、美術史に残る名画を含めた約200点の作品を展示。マルク・シャガールやルネ・マグリット、草間彌生さん、オノ・ヨーコさん、初音ミク、やくしまるえつこさんなど、多数の芸術家やアーティストの作品が並びます。
▽ LOVE展:アートにみる愛のかたち―シャガールから草間彌生、初音ミクまで | 森美術館
▽ LOVE展:アートにみる愛のかたち(プレスリリース)(PDF)
同展は、5つのセクション「愛ってなに?」「恋するふたり」「愛を失うとき」「家族と愛」「広がる愛」で構成されます。「愛を失うとき」では、喪失感や執着など、愛を失うことで表れるさまざまな“感情”を展示。「広がる愛」では、物や自己へと向かう愛、テクノロジーの発達で生まれる新たなつながりの形態など、多様な愛と未来について探ります。
作品は、ニューヨーク近代美術館やイギリス美術コレクション管理組織「テート」が所蔵している、ルネ・マグリットやジョン・コンスタブルなどの名画が登場します。中には、フリーダ・カーロ「私の祖父母、両親そして私(家系図)」など、日本初公開の作品も。さらに、草間彌生さんの新作インスタレーション「愛が呼んでいる」も展示されます。
ボーカロイドキャラクターの初音ミクについては、「世界的な広がりを見せる『初音ミク現象』を通して、今日的なつながりと熱狂を伝える」としています。関連イベントとして、六本木ヒルズの展望台「東京シティビュー」にあるレストラン「マドラウンジスパイス」では、限定メニューを販売する「初音ミクCafe」を実施します。期間は4月26日(金)から6月16日(日)までです。
このほかにも、社会現象としての「愛」を考察するシンポジウムや、身の回りにある「愛」を見つけるワークショップなど、さまざまなプログラムが用意されています。詳細は同展の特設サイト、または以下のイベント情報ページをどうぞ。
▽ イベント情報 | LOVE展:アートにみる愛のかたち―シャガールから草間彌生、初音ミクまで
入館料は一般1,500円、学生(高校・大学生)1,000円、子ども(4歳~中学生)500円です。入館料には、東京シティビューの料金も含まれています。