開業前の東京駅周辺、東京ディズニーランドができる前の浦安……あの場所は昔どんな地形だった? 時系列で地形図の“今”と“昔”を比較できるWindows向けソフト「今昔マップ2」のWeb版が、9月15日に公開されました。首都圏や中京圏、京阪神圏など8地域の地形の変化を、時系列で閲覧できます。
▽ http://ktgis.net/kjmapw/
▽ http://ktgis.net/kjmap/
「今昔マップ on the web」は、埼玉大学教育学部の准教授・谷謙二さんが開発しました。収録されている地域は、首都圏、中京圏、京阪神圏、札幌、仙台、広島、福岡・北九州、東北地方太平洋岸の計8地域。表示される時代の範囲は地域ごとに異なります。
Web版では、左側に過去の地形図、右側に現在の地図が表示されます。過去の地形図は現在のGoogle マップに重ねられているため、メニューから透明度を調節すると、より分かりやすく“今”と“昔”の地形を比較できます。時代ごとの変化はボタンの選択で切り替えが可能。両画面の地図は連動しているため、過去の地形図をドラッグしたり拡大したりすると、現在の地図も同様に動きます。
例えば1944年~1955年の東京・秋葉原を見てみると、複合施設「秋葉原UDXビル」が建てられている場所には、青果市場が広がっていたことが分かります。
この地図は、時系列地形図閲覧サイト「今昔マップ on the web」((C)谷 謙二)により作成したものです。