東京都福祉保健局は、ノロウイルスなどが原因で発症する感染性胃腸炎について、都内の患者報告数が流行警報基準を超えたと12月5日に発表しました。大流行した2012年の同時期と比べると報告数は少ないものの、例年この時期は「感染性胃腸炎の発生が最も多くなる」と説明。今後の流行拡大に注意し、手洗いなどを徹底するよう呼び掛けています。
▽ http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2013/12/20nc5700.htm
感染性胃腸炎は、ノロウイルスやロタウイルスなどが原因で発症する胃腸炎の総称です。主な症状は腹痛や下痢、嘔吐、発熱。ウイルスを原因とする感染性胃腸炎は、症状のある期間は比較的短いものの、つらい症状を軽減するための処置以外に特別な治療方法がないとのことです。
東京都では、定点医療機関からの患者報告数が週に20人を超えた保健所の管内人口を合計し、東京都の人口全体の30%を超えた場合に警報を発しています。11月25日から12月1日までの週で患者報告数が定点あたり20人を超えた保健所は、都内31ヶ所のうち9ヶ所。足立区、北区、荒川区、葛飾区、台東区、江東区、大田区、八王子市、町田市で確認されました。
感染予防対策には、手洗いをきちんと行うことが大切とのこと。特に、トイレを使用した後、調理や食事の前には、その都度石けんと流水で十分に手を洗うよう注意を促しています。詳しい予防策については、上記のページ、またははてなブックマークニュースで以前紹介した予防・対策のまとめをどうぞ。
▽ 今年は「ノロウイルス」が大流行?感染性胃腸炎の予防&対策法 - はてなニュース