名前を隠して日記が書ける「はてな匿名ダイアリー」というサービスをご存じでしょうか? ユーザーから「増田」という略称で呼ばれているこのサービスは、“執筆者の名前”が分からないという特徴から、誰にも言えない話や心の中に秘めている思いなどが日々つづられています。2013年に公開された「はてな匿名ダイアリー」のエントリーの中から、アクセス数が多かったトップ50を紹介します。(集計期間:2013年1月1日~12月10日)
2013年、最も読まれたのは、「おっさんが水商売の店に行く理由」でした。執筆者は、「30を超えて、ようやっとなぜおっさんが水商売の店に飲みに行くのかわかるようになってきた」と記し、スナックやパブの魅力を説明しています。はてなブックマーク数も1,300を越えており、コメント欄には「文章力ある」「BBAだけどわかる。おとんの大変さってあるよな」「いやだー!こんな大人になんてなりたくないよー」「わからんなあ~。何度も行ったけど時間と金の無駄なような。。」など賛否両論の声が書き込まれています。
Web上で話題になった出来事への意見を書くエントリーも多く公開されました。5位の「低学歴と高学歴の世界の溝」では、luvlifeさんが書いたブログ「私のいる世界」を読んだ執筆者が、“学歴”にまつわる実体験を吐露しています。
7位の「iPhoneの使用契約書の記事を読んで感動する人は親になる資格などない。」には、ニュースサイト「BLOGOS」が公開した「13歳の息子へ、新しいiPhoneと使用契約書です。愛を込めて。母より」という記事への“反論”が書かれています。元の記事は、アメリカに住む女性が、13歳の息子にクリスマスプレゼントで贈った“iPhoneとその使用契約書”について紹介したもの。それに対しはてな匿名ダイアリーのエントリーでは、「これを愛と勘違いしている人をブコメで散見して震えてる」「この契約書は言葉の形をとっているが紛れもなく暴力だ」と自身の考えを述べています。
ランキングの中に、気になるエントリーや、まだ読んだことがないエントリーはありましたか?短い文章から長い文章まで、それぞれのユーザーがぞれぞれの思いを明かす「はてな匿名ダイアリー」。2014年も、“名エントリー”が生まれるかもしれません。