見たことのあるマークや記号などを家紋にする「現代家紋」が、Twitterで人気を集めています。Wi-FiやWindowsなどのマークがモチーフになっている中、はてなブックマークでは、フラーレンやナスフラスコといった“化学”をキーワードにした「化学家紋」にも注目が集まっています。分子モデルなどを取り入れた家紋が制作者のブログで紹介されているほか、実在の家紋をアレンジした構造式「ホル紋」も提案されています。
▽ 化学家紋 : 有機化学美術館・分館
▽ 見たことあるあのマークを家紋に 「#現代家紋」 - Togetter
現代家紋は「#現代家紋」のハッシュタグ付きでTwitterに投稿され、斬新なアイデアや、それぞれの家紋に添えられたユニークな名称などが話題を呼びました。これらをまとめたTogetterでは、SDカードを4つ組み合わせた「糸輪に四つSD」、Windowsのマークをあしらった「丸に窓菱(まどびし)」などが紹介されています。
化学家紋は、これらの現代家紋から影響を受けた、化学を専門分野とするライター・佐藤健太郎さんが考案しました。自身のブログ「有機化学美術館・分館」で、円の中に球状の分子・フラーレンを描いた「丸にフラーレン」や、ナスフラスコを2つ並べた「丸に並びナスフラ」、有機化合物のポルフィリンをモチーフにした「隅切り角にポルフィリン」などを紹介しています。
中には、既存の家紋を組み合わせた「ホル紋」も。佐藤さんは「実在する家紋をそれらしく並べると、何やら生理作用のありそうな形に」と説明しています。加えて「研究している分子をモチーフにして、家紋ならぬラボ紋なんてものをデザインしてみるのも、なかなか乙ではないかと思います」とも提案していました。
はてなブックマークのコメント欄には「"ホル紋"で笑ってしまった。くそう」「ナスフラからホル紋の流れ最高」「『丸にフラーレン』の響きが何か好き」などの感想が集まっています。