映画「インド・オブ・ザ・デッド」(原題:Go Goa Gone)の日本上陸が決定しました。年間1,000本以上の製作本数を誇る映画大国・インドにおける“初のゾンビコメディー”で、インドらしいユーモアにあふれた作品の中に、新型ドラッグによって人間から変貌を遂げたゾンビが登場します。上映される劇場は、東京のヒューマントラストシネマ渋谷と大阪のシネ・リーブル梅田。3月から順次公開です。
▽ インド・オブ・ザ・デッド 公式サイト
「インド・オブ・ザ・デッド」は、アメリカ在住でインド人のラージ・ニディモールーさんとクリシュナDKさんが監督した映画です。“インド初のゾンビコメディー”として2013年に製作された同作は、映画をにぎやかに楽しむインドらしく、コメディー要素を散りばめた内容に仕上がっているとのこと。21世紀になって本格的に生み出されてきたというインドのホラー映画の中でも、特に新鮮な作品になっているそうです。
▽ https://www.youtube.com/watch?v=s49ArCKjBFc
舞台は“ヒッピーの聖地”として知られるインドのリゾート地・ゴア。失職したり失恋したりとさまざまな事情を抱えた3人の青年が、離島で開催されるロシア人マフィア主催のパーティーに忍び込みます。そこで披露された新型ドラッグが、実は「食べた者がゾンビ化する」というとんでもない代物。何とかゾンビ化を免れた3人は、ホラー映画で得た知識とテレビゲームで鍛えた射撃能力を駆使し、ゾンビに立ち向かおうとします。
インド映画研究家・高倉嘉男さんは同作のサイトで、基本的に火葬を文化とするインドに土葬のたまものであるゾンビを持ち込むのは「普通は無茶なこと」と説明。しかし、ゾンビがインドに現れたことを「グローバル化」と表現し、新型ドラッグで論理的に説明しているところがコメディーならではの力技だと解説しています。
はてなブックマークでも注目されており、コメント欄には「『Go Goa Gone』日本公開! これなかなか良い出来ですよ」「『きっと、うまくいかねぇ!』には耐えたけど、油断して後詰の『死人は殺す』にやられた」「『インドだぞ? お化けならまだしも』『グローバル化だ』こんなん見るしか無いわぁ」など期待の声が集まっています。