怖いもの見たさでついつい入ってしまう「お化け屋敷」。2015年の夏は、お化け屋敷プロデューサーによる“呪い”の新作、テレビ局の美術スタッフと舞台俳優が作る本格派、約25分間も続く恐怖体験など、とことん“ゾクゾク”できそうなラインアップがそろっています。この夏おすすめしたい、東京都内のお化け屋敷やホラーイベントを紹介します。
■ 指輪をめぐる怨念の物語「呪い指輪の家」
東京ドームシティ アトラクションズ(東京都文京区)は9月23日(水・祝)までの期間限定で、お化け屋敷プロデューサー・五味弘文さんによる「呪い指輪の家」を開催しています。舞台は、結婚相手にすべての指を折られた「鮎子」という女性の怨霊がさまよう家。参加者はその魂を鎮めるべく、彼女の指にはめる指輪を持って家に入ります。
■ 50年以上行方不明の“あの子”が現れる……?「東京タワーに住み憑くあの子」
▽ http://www.shochiku.co.jp/anoko/
松竹お化け屋本舗によるホラーアトラクション「東京タワーに住み憑くあの子」が、8月30日(日)まで東京タワー(東京都港区)地下1階のタワーホールで開催されています。今から50年以上前、いたずらが災いして家に閉じ込められ、それ以来行方不明になってしまった“あの子”。ところが最近になって、東京タワーの地下で「妙な男の子を見た」と証言する人が現れます。
■ テレ朝の美術スタッフが作る本格派お化け屋敷「喬子の哭く家」
「喬子の哭く家」は、テレビ朝日のイベント「テレビ朝日・六本木ヒルズ 夏祭り SUMMER STATION」内で開催されるお化け屋敷。ミステリー番組「トリハダ(秘)スクープ映像100科ジテン」とのコラボレート企画で、テレビ局の美術スタッフが作り上げ、舞台で活躍する実力派俳優が登場します。会場はテレビ朝日本社(東京都港区)のアトリウム2階、期間は8月23日(日)までです。参加者には1本のビデオテープが渡され、呪われた家にそれを戻すというミッションが課せられます。
■ 原宿の街がゾンビに“感染”!? 「ゾンビ屋敷 ZDU」
ラフォーレ原宿(東京都渋谷区)6階のラフォーレミュージアム原宿では、8月7日(金)~8月31日(月)にゾンビホラーアトラクション「ゾンビ屋敷 ZDU」が開催されます。舞台は、ゾンビ防衛大学の体験入学会。参加者は用意されたアイテムを使い、迫り来るゾンビを回避しながらゴールを目指します。
■ 約25分間の恐怖を味わう「オバケン シーズン4『迷図』」
「オバケン」は、東京都杉並区方南町の住宅街にあるお化け屋敷です。6月から開催されている「オバケン シーズン4『迷図』」は、完全予約制のイベント。色にまつわる4種類の“悪夢(ミッション)”が順次公開されます。謎の頭痛に悩まされる主人公は、ある日「心霊療法」と書かれた謎の病院を見つけ……。
■ 呪われた廃校に潜入「台場怪奇学校」
▽ 台場怪奇学校
▽ http://odaiba-decks.com/entertainment/post/shop85.php
デックス東京ビーチ(東京都港区)内にある「台場怪奇学校」では、廃校を舞台にしたお化け屋敷が通年楽しめます。参加者は生徒になって4つの“呪い”が待つ校内へ。仕掛けるのはホラープランナーの「幽霊ゾンビ」です。8月11日(火)までは、人気ホラーゲーム「コープスパーティー」とのコラボレート企画が開催されています。
■ 恐怖の“お医者さんごっこ”が始まる……「生き人形 蒼の間」
▽ http://tokyo-joypolis.com/attraction/3rd/ningyo.html
「生き人形 蒼の間」は、東京ジョイポリス(東京都港区)で通年実施されているホラーアトラクション。廃墟と化した寺の中にある、無数の人形たちが置かれた“蒼い部屋”。そこはかつて、はやり病を患った少女が幽閉され、短い生涯を終えた場所でした。立体音響のリアルさに、背筋が凍るアトラクションです。
Title Photo by hawken king