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夏の終わりに、日本の職人こだわりの「線香花火」を楽しむ 珍しい“関西風”も


■ 線香花火の“一生”とは

匠:筒井良太さん:過去の放送内容|匠の蔵 創る人、開く人、発する人

http://tsutsuitokimasa.jp/issyou.html

筒井時正玩具花火製造所:線香花火:福岡県みやま市

職人がとことんこだわった素材で作り上げる線香花火は、途中で火の玉が落ちることなく最後まできれいな火花を放ち続けます。燃えていくそれぞれの過程には「蕾、牡丹、松葉、散り菊」との名前があり、繊細で儚いその光景は人の一生に例えられることも。火薬の量がわずか100分の1グラム違うだけで燃え方が大きく変わるため、職人の腕が試されるそうです。

■ 純国産の線香花火を楽しむ

<大江戸牡丹>

株式会社山縣商店

http://www.designshop-jp.com/shopdetail/009000000039/

山縣商店/線香花火純国産/大江戸牡丹・不知火牡丹・徳川牡丹[線香花火日本製/純国産]|designshop

東京・蔵前で花火問屋を営む山縣商店が販売しているのは、鮮やかな見た目が特徴の「大江戸牡丹」です。一度は歴史を閉じた国産の線香花火を復活させるため、かつて線香花火を生産していた人たちの協力を得て、約8年がかりで作り上げたそう。厳選した和紙や松煙を使って熟練の職人がより上げるなど、細部までこだわった“最高級品”です。価格は10本入りで648円(税込)です。

火を付けると、ジリジリという音とともに大きな火花が咲きます。楽しめる時間の長さはもちろん、動きの華麗さも魅力の一つ。1年以上保管しておいても湿気らなかったという感想もあります。

高級!「純国産線香花火」でプチ贅沢 (2004年8月6日) - エキサイトニュース

商品レビュー |花火のお店 立岩商店

<線香花火筒井時正>

http://tsutsuitokimasa.jp/tokimasa.html

日本に3社しかない国産線香花火製造所の一つである、福岡県みやま市の筒井時正玩具花火製造所。新感覚の線香花火として販売している「線香花火筒井時正」は、こだわりの素材と、柔らかな色合いが特徴です。火薬を包む手すき和紙は、草木染めで染色。線香花火の持ち手部分を花びらのように仕上げた「花々」(10,000円・税別)や、染色で四季をイメージした「蕾」(1,000円・税別)など、コンセプトもさまざまです。日本では同製造所しか製造していない、“西の線香花火”と呼ばれる「スボ手牡丹」も用意されています。

<千總>

SOHYA TAS Online Shop | 【千總/CHISO】 線香花火 25本

1555年から続く京友禅の老舗・千總が販売するのは、着物と同じ情緒が感じられるという繊細な線香花火。「人と人との縁が結ばれていきますように」との願いを込め、京都・清水寺で祈祷も済ませています。上品なパッケージは、贈り物にもぴったり。25本入りで、価格は3,240円(税込)です。

<ひかりなでしこ>

http://www2.gunmanet.or.jp/gun_kako/hikarinadeshiko.htm

信州へ09 線光花火「ひかりなでしこ 」 - SAILIN' SHOES

信州へ09 線光花火「ひかりなでしこ 」 - SAILIN' SHOES

群馬のやまと花火は、昔ながらの大きな火花が楽しめる線香花火「ひかりなでしこ」を販売しています。その大きさは、最大で約30cmにもなるそう。こだわりの素材も特徴で、1日に約200本しか生産されていません。ラインアップは、箱入りの5本セットで1,260円(税込)から。桐箱入りも用意されています。

文: あおきめぐみ

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