ふとしたことがきっかけで、関係性は動くもの。それは時に、反抗期を迎えた息子と父親の間に温かな会話をもたらします。今日お届けするのは、はてなブックマークで話題を集めた「スーパーマリオメーカーとかいうゲームはヤバイ」という記事。自作したそれぞれのステージをプレイしていくうちに、会話や笑顔があふれ、いつのまにか家族団らんの時を過ごしている――1つのゲームが生み出した、心に響く親子の話です。
▽ スーパーマリオメーカーとかいうゲームはヤバイ
はてな匿名ダイアリーに投稿された記事「スーパーマリオメーカーとかいうゲームはヤバイ」で投稿者が話題にしているのは、任天堂が9月10日に発売したWii U専用ソフト「スーパーマリオメーカー」。「スーパーマリオブラザーズ」シリーズの素材を使って好みの横スクロールステージを自作したり、他の誰かが作ったステージを遊んだりできるゲームです。投稿者は、反抗期を迎えた中学3年生の息子と数年間ろくに会話ができていなかったとのこと。しかし、スーパーマリオメーカーを通して会話が弾むようになり、ゲームがもたらした影響力の大きさに衝撃を受けたそうです。
記事には、親子の間で交わされたいくつかのやりとりが記されています。仕掛けた罠に父親が引っ掛かると大笑いしたり、途中で詰まるとアドバイスをくれたり。そんな息子の様子を、父親である投稿者もうれしく受け止めているようです。ステージを遊んでもらうときは“テカテカした顔”で父親を待っているという息子の様子からも、親子の間に流れる微笑ましい空気が伝わってきます。
ゲームを通して2人の間に生まれたルールや罰ゲームも、親子の距離が縮まった証拠なのかもしれません。投稿者は最後に「これが家族団らんなのか 超楽しいじゃん 超幸せじゃん どうか息子が飽きませんように」とつづっています。
はてなブックマークのコメント欄には「まさにファミリーコンピューター」「息子が飽きて反抗期に戻っても、思い出は一生消えない」「はー、涙流れそうだ」などの感想が。ゲームをきっかけに、忘れられない親子の思い出が増えました。
Title Photo by The Conmunity - Pop Culture Geek