村上春樹さんと4人のイラストレーターの関係を探る企画展　5/25から東京・ちひろ美術館で

村上春樹さんの文学作品とイラストレーションの関係をテーマにした企画展「村上春樹とイラストレーター－佐々木マキ、大橋歩、和田誠、安西水丸－」が、5月25日（水）から8月7日（日）まで、ちひろ美術館（東京都練馬区）で開催されます。数多くの村上作品に携わってきた4人のイラストレーターにスポットを当て、文学とイラストレーションの相乗効果で生まれる豊かな世界を紹介。はてなニュースでは、同展の招待券を抽選で5組10名様にプレゼントします。

▽ http://www.chihiro.jp/tokyo/museum/schedule/2016/0119_1653.html

同展は、村上春樹さんとイラストレーターをテーマにした初の企画展です。小説、エッセイ、翻訳、絵本などさまざまなジャンルで村上さんと共作してきたイラストレーターとして、佐々木マキさん、大橋歩さん、和田誠さん、安西水丸さんの4人を取り上げます。

佐々木さんは、村上さんのデビュー作『風の歌を聴け』（講談社）から続く初期3部作の表紙絵を描いています。表紙絵はかつて村上さんが経営していたジャズ・バーに飾られていたこともありましたが、展覧会で公開されるのは今回が初めてです。

佐々木マキ（C） Maki Sasaki 1979 by Medialynx Japan
『風の歌を聴け』（講談社）表紙 1979年個人蔵

佐々木マキ（C） Maki Sasaki 1985 by Medialynx Japan
『羊男のクリスマス』（講談社）より 1985年個人蔵

大橋さんは、雑誌「anan」（マガジンハウス）に掲載された村上さんのエッセイ「村上ラヂオ」で挿絵を担当。大橋さんの銅版画が使われることになったのは、村上さん自身の希望によるものだったそうです。

大橋歩「猫に名前をつけるのは」
『サラダ好きのライオン村上ラヂオ3』（マガジンハウス）より 2012年個人蔵

村上さんが翻訳した文学作品の表紙絵や装丁を手掛けている和田さん。村上さんとは互いに“音楽好き”という共通点もあり、音楽をテーマにした共作にも取り組んでいます。

和田誠「中国行きのスロウ・ボート」
『村上ソングズ』（中央公論新社）より 2005年個人蔵

村上さんが最も多くコンビを組んでいるのが、2014年に亡くなった安西水丸さんです。「村上朝日堂」シリーズをはじめ、短編小説、エッセイ、紀行文など、30年以上にわたってさまざまな作品を発表しました。安西さんと村上さんは和田さんとも互いに親交が深く、同展では3人による共作も展示します。

安西水丸「カティサーク自身のための広告」
『象工場のハッピーエンド』（CBSソニー/講談社）より 1983年個人蔵

和田誠、安西水丸「仲良し」 2010年個人蔵

会期中には、ギャラリートークや読書会、新潮社の担当編集者によるトークイベントなども開催されます。入館料は大人800円、高校生以下無料。5月25日（水）から7月10日（日）までは、単行本、文庫、絵本など村上さんの作品を持参すると入館料が100円引きになります。展示内容の詳細やイベントスケジュールなどは、ちひろ美術館のサイトをどうぞ。

■ 招待券を5組10名様にプレゼントします！

※キャンペーンは終了しました。たくさんのご応募、ありがとうございました。

「村上春樹とイラストレーター－佐々木マキ、大橋歩、和田誠、安西水丸－」の招待券を、抽選で5組10名様にプレゼントします。応募方法は、この記事をTwitter連携ではてなブックマークに追加し「プレゼント欲しい」とコメントするだけ（文のどこかにあればOK）。詳しくは、下記の応募要項をご覧ください。

応募要項

応募期間

2016年5月16日（月）から2016年5月22日（日）23時59分まで

賞品と当選人数

「村上春樹とイラストレーター－佐々木マキ、大橋歩、和田誠、安西水丸－」の招待券を5組10名様

応募方法

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