江戸時代にタイムトラベルしたような街並みの中で、京都の伝統芸能や日本酒、名店の食事を堪能できる“大人”の夏祭り「太秦江戸酒場」が、京都・東映太秦映画村で開催されます。2016年夏のテーマは幕末。提灯(ちょうちん)の明かりに照らされた情緒あふれる路地や店先では、杯を交わす浪人たちのほか、幕末の志士や新選組の姿も見られるそうです。開催日時は8月27日(土)と8月28日(日)の午後7時~午後9時30分。入場券は各日700枚限定で販売しています。
▽ 太秦江戸酒場 〜秋・維新前夜〜|UZUMASA EDO SAKABA
時代劇の撮影にも使用されている東映太秦映画村(京都市右京区)で、季節の二夜だけ開かれる“幻の宴”が今夏も登場します。幕末をテーマにした街は、艶やかな三味線の音色が響き、湯気の香る居酒屋が立ち並ぶという江戸情緒あふれる空間に。大通りでは侍が闊歩(かっぽ)し、辻向こうの長屋には怪しげな浪人たちの影が見え、遊郭へ足を伸ばせば美しく着飾った花魁の姿が……というような光景も楽しめるかもしれません。
街には、江戸時代に存在したかのようなこだわりの酒処も登場。伝統文化の後継者や世界で活躍する伝統工芸の職人、時代劇の役者、名寺院の僧侶など、さまざまな京都人が日本酒とともに来場者を迎えます。「浪人BAR」「池田屋BAR」「花魁BAR」「丁半BAR」など、工夫を凝らした酒場も。参加蔵元の一覧には月桂冠、佐々木酒造、玉乃光酒造、羽田酒造、増田德兵衞商店、松井酒造の名が並んでいます。食事処では、京料理の中村楼や下鴨茶寮などが自慢の逸品を用意するそうです。
職人技が楽しめる場では、灯籠流しや見世物小屋などを展開。ワークショップやアートの実演が間近で体験できます。
入場料は各日5,000円(税込)。チケットサービス「Peatix」で両日とも先着700人限定で申し込みを受け付けています。場内での飲食は別途有料で、当日会場で専用金券「太秦小判」を5枚つづり3,000円で販売するとのこと。イベントの性質上、乳幼児を含む未成年者の入場はできません。詳細はサイトをどうぞ。