4人組バンド「神聖かまってちゃん」が生放送の音楽番組で見せた自由奔放な振る舞いについて、2ちゃんねるやはてなブックマークで“放送事故”だと話題になっています。これに対し、音楽雑誌『ROCKIN'ON JAPAN』の編集者が、「少なくとも“放送事故”ではなかったと思う」とブログで言及しています。
▽ 昨日の神聖かまってちゃん|音楽情報サイトrockinon.com(ロッキング・オン ドットコム)
▽ http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1659831.html
▽ カミスン!|TBSテレビ
話題の発端は、TBS系の音楽番組「カミスン!」の8月29日(月)の放送です。新人アーティストの紹介コーナーに出演した神聖かまってちゃんは、司会の中居正広さんの紹介を受け、演奏をスタートしました。しかし、ボーカル&ギターの「の子」はほとんど歌うことなく、演奏中のバンドメンバーに絡んだり、スタジオを歩き回ったり、カメラに“なると”を張り付けたりと自由奔放に行動。最後は中居さんに近づき、「なると要りますか?」「ネット上で草なぎくんに似てると言われているんです」などと発言しました。
「の子」の言動に、2ちゃんねるでは「やばすぎだろw」「これ以上の放送事故を今までみたことないわ 」といった書き込みが相次ぎ、ニュースサイトにも取り上げられました。
この件について、『ROCKIN'ON JAPAN』の編集者が、編集部の公式ブログで以下のように言及しています。
とにかく滅茶苦茶だし、キー局の歌番組なんで、胸クソ悪くなった人もいると思うが、少なくとも「放送事故」ではなかったと思う。の子は与えられた土俵で彼なりに(ひとり?)相撲をとった。で、誰かを絶対的に不幸にすることなく、最後は(グタグダだけど)エンタメに仕上げてきた。(中略)の子は感覚的に最低限のルールをわかっていながら、あのパフォーマンスに踏みきった、と自分は勝手に思っている
司会の中居さんについては「あくまで“歌番組”のMCとして、“ミュージシャン”の神聖かまってちゃんに向き合っていた。最終的にバンドのことをどう思ってるのかは知りませんが、やはりプロだと思いました」とコメントしています。
神聖かまってちゃんは、キーボードの「mono」、ボーカル&ギターの「の子」、ドラム&コーラスの「みさこ」、ベース&コーラスの「ちばぎん」からなる、千葉県出身のロックバンドです。暴言やステージ上でのけんかなど、“過激なパフォーマンス”で知られており、2010年3月にNHK総合の音楽番組「MUSIC JAPAN」に出演した際も、その言動が話題になりました。地上波のテレビ番組に生出演したのは、今回が初めてです。