料理の味付けに欠かせない調味料は、生鮮品や加工食品に比べ、賞味期限や保管方法の意識がついつい薄くなりがちです。今日は調味料の中でも使用頻度が高い「さしすせそ」こと、砂糖、塩、酢、しょうゆ、みその正しい保存方法を紹介します。
■ 「砂糖」を固まりにくくするには?
▽ http://www.mitsui-sugar.co.jp/enjoy/dictionary/index.html
▽ 固まったお砂糖、固くなったお砂糖
砂糖は温度や湿度の変化を繰り返すと固まってしまいます。購入後は、密封容器に入れて湿度を一定に保つのがポイントです。固まってしまった砂糖は、「霧吹きで水分を与える」「砂糖の容器に食パンを入れて5~6時間放置する」「電子レンジで2、3分温める」などの方法でサラサラになるそうです。
■ 「塩」は強いニオイにご用心!
▽ 目的のページが存在しません | くらしと生協
▽ 商品情報 - 公益財団法人塩事業センター
これらのエントリーによると、塩は時間経過による品質の変化が少なく、食品衛生法やJAS法で賞味期限と保存方法の表示を省略できる食品に分類されているそうです。温度や湿度の影響を受けやすいので、高温多湿の場所は避けたほうがよいとのこと。ニオイを吸着しやすいという性質もあるため、ニオイが強いもの近くに置かないよう、気をつけてください。
■ 「酢」の“白い膜”は品質低下のサイン
▽ 酢の保存方法について : 酢を造るといふ仕事|富士酢醸造元 飯尾醸造
▽ お酢の保存法
混ぜ物をしていない酢は、流し台の下など冷暗所に保存します。ぽん酢や調味酢は、腐敗する可能性があるので冷蔵庫で保存するのがよいそうです。開封後の酢の中に、白い膜ができる場合があります。体への害はないものの、品質が落ちて風味が損われる原因になります。なるべく酢が空気に触れないようにきちんとふたを閉め、一度器にとった酢は瓶に戻さないようにしましょう。
■ 「しょうゆ」の“使い切り期限”は1ヶ月
▽ お客様相談のご案内 【ヤマサ醤油株式会社】
▽ http://www.soysauce.or.jp/hozon/index.html
しょうゆは腐敗や変敗の心配がないものの、時間が経つと色がやや濃くなったり、風味が落ちたりするそうです。開栓後は酸化による品質の劣化やカビの発生を防ぐため、冷蔵庫に保存して1ヶ月程度で使い切りましょう。調理の際には、いったんおたまや小皿にとったしょうゆを鍋に入れ、容器の中に蒸気が入らないようにするといいそうです。
■ 「みそ」は冷凍庫でも保存可
▽ http://www.marukome.co.jp/marukome_omiso/save/index.html
▽ http://www.kanesa.co.jp/modules/p_faq/index.php?content_id=3
みそは未開封の場合でも、時間の経過とともに色が濃くなり味も変化するそうです。冷蔵庫か冷凍庫で保存し、色の変化や風味の劣化を防ぎましょう。ラップなどをみその表面に密着させれば、乾燥や酸化を防げるそうです。
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