“絶食5年目”に突入した深海生物「ダイオウグソクムシ」をネットで観察! ニコニコ生放送は3月29日(金)午後8時から、鳥羽水族館(三重県鳥羽市)で飼育・展示されているダイオウグソクムシの様子を48時間にわたって配信します。同館の学芸員は「48時間全く動かない可能性もあり放送として成立するのか心配」と述べています。
▽ 48H生 いつ食べる?ダイオウグソクムシ生中継‐ニコニコインフォ
▽ 48H生 ダイオウグソクムシたん48時間生中継@鳥羽水族館 - 2013/03/29 20:00開始 - ニコニコ生放送
同館で飼育・展示されているダイオウグソクムシの「No.1」は、2009年1月2日に餌を食べて以来“絶食状態”が続いています。そこでニコニコ生放送は、鳥羽水族館による全面協力のもと、ダイオウグソクムシの飼育水槽にカメラを設置。48時間にわたって水槽内の様子を配信し、生態の謎に迫るとしています。
同館の杉本学芸員は、ダイオウグソクムシは活性が低いため配信中はまったく動かない可能性があると前置きした上で、「ふだん観察できない、施設が閉園した後のダイオウグソクムシがどういう行動をしているかは大変興味深い」とコメント。配信でダイオウグソクムシや海洋生物に興味を持ったら、ぜひ水族館に足を運んでほしいと話しています。
ダイオウグソクムシは、メキシコ湾や西大西洋周辺の深さ200~1,000mの海底に生息する、ダンゴムシやフナムシの仲間です。堆積する有機物や落ちてくる魚の死骸などを食べる「海の掃除屋」と呼ばれていますが、生態は明らかになっていません。