東京ビッグサイトは、脅迫状が届くなどの被害を受けていたマンガ「黒子のバスケ」に関連するイベントについて、5月以降は条件付きで通常通りに対応・開催していくと発表しました。一連の脅迫を受け、同作の関連サークルは2012年12月の「コミックマーケット83」や2013年3月の「HARU COMIC CITY 18」といった同人誌即売会で、出展が見合わせとなっていました。
▽ 漫画「黒子のバスケ」にかかる一連の脅迫事案への対応について| 東京ビッグサイト(東京国際展示場)
「黒子のバスケ」に関しては2012年秋ごろから、作者・藤巻忠俊さんの出身校である上智大学や、関連イベントを開催する会場へ脅迫状が送付されるなどの事例が相次ぎました。脅迫の被害を受けた東京ビッグサイトは、イベントの主催者側に、事態が収束するまで関連サークルの出展を見合わせるよう依頼。併せて、イベントの開催時は主催者側や警察当局と連携し、警戒体制の強化を図ってきました。
今後については、他施設でのイベント開催の動向などを総合的に勘案し、5月以降に予定している関連イベントを通常通り開催していくとしています。これは、主催者側が警察当局および東京ビッグサイトと綿密に協議を行い、来場者の安全確保に向けた必要な措置を講じることを前提とした決定です。東京ビッグサイトは「引き続き、来場されるお客様の安全・安心の確保を第一に、施設の運営を行ってまいる所存です」としています。
この決定について、はてなブックマークのコメント欄には「本当によかった。でも油断はしない」「ビッグサイト側も安易に封じればいいというわけではないというスタンスで居てくれているのは喜ばしい事だと思う」といった声が寄せられました。4月4日(木)現在、犯人がまだ捕まっていないことから、「なんで逮捕されないんだろうな… ウィルス事件よりよっぽど迷惑なんだけど」といった意見も集まっています。